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衣笠の誕生日に思い出すこと

今では、鑑賞対象としてはむしろ野球は「好きじゃない」部類に入ります。しかし子供の頃は田舎にいたことや他のスポーツを知らなかったこともあって人並みに野球を見てた。

もうすぐ終わる今日、衣笠(元・広島)の選手の誕生日だったそうで。衣笠と言えば思い出すのは肩胛骨骨折で日常生活にも支障があったはずなのに打席に立ったこと。

Wikipedia の衣笠の記事によると:

1979年8月9日の巨人戦、西本聖から死球を受け、左の肩甲骨を骨折する重傷を負ってしまう。しかし翌日の試合にも代打で出場し、江川卓のボールにフルスイングで挑んで三球三振という記録を残した。試合後には「1球目はファンのために、2球目は自分のために、3球目は西本君のためにスイングしました」「それにしても江川君の球は速かった」とコメントしている。衣笠が代打で打席に登場した瞬間、広島ファンのみならず、巨人ファン・ベンチからも大きな拍手が起こった。

このシーン。テレビで見ていたけど、すごく「がっかり」した。「そういうのでも『記録』と呼ぶのかよ」と思った。

あの頃は「(実現不可能な)夢としての大リーグ」という空気があった。そんな中、王のホームラン記録や衣笠の連続試合出場(まあどちらかと言えば連続出場記録の方が「世界記録」と呼びやすいかな)を敢えて「世界記録」と呼んでた。ようするに「届かない世界だけど世界記録はうちが持ってます」というような感じ。そんな「作り物」の記録が偉いのかと思ったんですね。

まあ、このシーン。投手の江川。この球はとにかく速かった^^。今でも大学時代や若い頃の江川、渾身のストレートの映像を見るとびっくりします。