また日経の記事からだけど、最終面の「眼光紙背」。タイトルは「高視聴率の陰で質低下」。
記事によれば関西地区では紅白以上の視聴率を稼いだとか。そして記事は
高視聴率とは裏腹にドラマの出来栄えはお寒い限り。(略)通常の三倍の制作費を投じたといわれるが、豪華なセットや配役の一方で、漫画と見間違うようなキムタク(主演は木村拓哉)似の祖父の肖像画やヨタヨタと泳ぐ池のコイ(ロボットらしい)などが画面に登場すると、話の筋がシリアスなだけに著しく趣が削がれたと。
確かに肖像画も鯉も、初登場からビッグ・インパクトでした。なんか痒くなってしまって「え、ここ、笑うところなの?」と誰に問うとなく呟いてしまったり。
よっぽど無能な人間が調達したのか、あるいは「何か裏がある」と勘ぐってしまいますよねえ(関係者サイドは「しょぼい」とは捉えていないみたいだけど)。
なんとなく「超豪華」の前宣伝に乗せられて、つい全話ビデオ録画CMスキップで見てしまった。でも見終えて「え~と、どこが超豪華だったんだろう?」と思ってしまったり。鈴木京香もちょっと性格を強調しすぎて浮き気味になった感じだったし。
記事は
優れた原作と配役の話題性で底上げされた高視聴率が現状追認につながり、さらなる質の低下を招かぬことを願うと結んでいます。
え~と、その願いはやや時代錯誤なんではないでしょうか(苦笑)。