本日の日経夕刊。「あすへの話題」で「蚊帳」のことが書いてあった。
この記事だけじゃないんだけど、「蚊帳」は「失われたもの」の代表として扱われることが多いな。私は奄美に帰省したりするといつも「蚊帳」を使っていたので、もしかして「蚊帳」を実用で使っていた最後の世代なのかな。
でも、たとえば Amazon を見るだけで結構まだ売ってる。掲載した普通の「吊る」タイプのものの他に、赤ちゃん用の、えっと食卓に置いていた虫除けみたいなタイプ等。
Wikipedia にも「蚊帳」のエントリはあり、記事に拠れば ODA で蚊帳を配布したりしているそうな。
「失われた」というわけではないけれど、「滅多に見かけなくなった」ってことか。まあ確かに最近は窓を開けて寝る習慣自体があまりないかもしれない(空調に頼る)。窓を開けても涼しくならないって理由でしょうか、「ウィンドファン」も見かけることが激減。昔大阪に暮らした頃は部屋に「ウィンドファン」がついていたけどなあ…。
それにしても、蚊帳以上に「失われた」感じがするものって他にもあると思うんですが、なぜか「失われた文化・物=蚊帳」という文章をよく見ます。