長嶋茂雄で始まったときからどうも気持ち悪いんだけど、いざ始まってみると、当初の予想より気持ち悪い。
さらばミスタージャイアンツ 長嶋茂雄全記録1958~2001
posted with amazlet on 07.07.27
バップ (2002/01/23)
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私も一応、日本の、田舎モノらしく、かなりの野球少年だった。選手時代の長島茂雄には確かに憧れもあって、「子供会」のソフトボールチームでもごねてピッチャーなのに背番号3にしてもらったりした。
でも監督としての長嶋茂雄というのは、はっきり言ってぼろぼろではありませんでしたか。最下位を経験した第一期も、そのあと優勝も確か経験した第二期も、どちらの時代も「監督」として全く評価できなかったな。
ちょうどたまたま時期が重なったのかもしれないけれど、長嶋監督時代から徐々に野球から離れていった。人には野村か広岡が巨人の監督をやるならもう一度観てみたいなんて言ってた。「強いチーム」を、本当に「うまく機能させる」姿が観てみたかった。
人気はあるし、「名誉監督」なんてのはうってつけの役割だと思う。でも「私の履歴書」を読むと、まるで「不運の名監督」と主張しているかのように思えるところもあって、なんだかいやらしくすら感じてしまう。
尚、長嶋と言えば「王貞治」なんだけど、こちらも巨人の監督時代は全く冴えなかった。でも充電期間を経てダイエー監督時代は「名監督」の趣があったように思う。王貞治が「私の履歴書」で取り上げられたかどうかは確認してないんだけど、「巨人軍監督の再起」を書くのなら、王貞治が適任だったように思うけどな…。