鈴本演芸場で行われた、落語協会による第二回復興支援寄席に出かけてきた。
鈴本演芸場の前に集まる噺家の数は前回と比べると大幅減。まあそれは当然のことで何の問題もない。ちょっと遠目に見渡して目についたのは林家正蔵。彼の募金箱に4千円を入れて「四段目など、楽しく拝見してます」と。
林家正蔵の返答はなかなか良かったな。「い~んですよお、ぼくなんか褒めなくても」(笑)。いや、でも本気で期待してるんっすよ。前回の「狸の恩返し」もなかなかのものだったし、そろそろ大物ネタも聴いてみたいと思ってるとは前回も書いた。
ちなみに今日一番期待して出かけたのは柳家さん喬。
本格 本寸法 ビクター落語会 柳家さん喬 其の壱 [DVD]
posted with amazlet at 11.04.15
これまで2度(「抜け雀」、「そば清」)聴いて、結構好きになった。「抜け雀」のアレンジもなかなかのものだったし、「そば清」は面白く聴くことができた。今日演じたのは「転宅」。金を抜き取るところはなかなか迫力があったなあ。前に聞いたときにディテイルがよくわからなかった話に興味を持つことができた。
演目は次の通り。
落語らしい落語が2席しかなかったのはとても残念。橘家圓蔵の漫談はわりと面白かったけれど、やはり噺が聴きたい。
本日一番は林家正楽の紙切り。客席からの演題「復興支援寄席」に応じた紙切りは素晴らしかったなあ。この紙切りに対して千円、追加で募金箱に入れてきた。