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突然ですがこちらに移転しました。

久々の寄席。鈴本演芸場で柳家はん治

退院して2週間経った。

強引に退院したせいもあってか、最初の1週間は使い物にならず。入院前よりは体調もましなものの、それでも「まっとうな社会生活」とはほど遠い。2週間目の今週でなんとか少しはマシになってきた。

と、そんなわけで寄席。どこで何をやっているのかも全くわからない状態。でも調べてみると、大好きな柳家はん治が鈴本で昼トリをとっている!

送信者 11/09/23

と、そんなわけで行って来ましたよ。久しぶりの鈴本演芸場

  • 三遊亭歌る美「大安売り」
  • 柳亭こみち「本膳」
  • 春風亭一朝「牛ほめ」
  • 古今亭菊之丞「権助魚」
  • 橘家文左衛門「道灌」
  • 柳家権太楼「町内の若い衆」
  • 林家正楽 相合傘・手品師・ハロウィン・運動会・ふくろう・どじょう
  • 隅田川馬石「四段目」
  • 柳家喜多八「鋳掛屋」
  • 橘家圓太郎「浮世床
  • 柳家はん治「君よ、モーツァルトを聴け」

良かったと感じたのは春風亭一朝の「牛ほめ」。前座もやる噺ながらリズムが秀逸。「話芸」というものを教えてくれる高座でした。またちょっとテイストが合わないと勝手に思い込んでる橘家文左衛門。よくやってくれる「道灌」だったんだけど、今日の出来はいつもより良かったように感じたな。「続きはウェブで」なんてはしゃぐよりも、スタンダードな噺が聞きたいなあ。

柳家権太楼はここ最近で「町内の若い衆」は2度目かな。前回は「提灯屋」。この2つの噺で権太楼の魅力を強く感じ始めているところだけに、今日また「町内の若い衆」が聴けたのは嬉しい。

組み立てで興味深かったのはまず菊之丞の「権助魚」。権助に魚代を渡さず、また「網とり魚」ではなく「網うち魚」と表現するスタイル。ぼくは初めて聴いたかもしれない。

それから橘家円太郎の「浮世床」も「それをなんとか抵抗するから『てえこうき』」というサゲ。これまた初めて聴いたパターンだ。

勝手なMVPは、、、。そうだなあ、一朝だろうか?

送信者 11/09/23