実はそんなには期待してなかった。昼にちょっと時間がある日なので、ちょっと行ってみるかと。ところが面白かったなあ。このように期待せずに行って面白いことがあるというのは、つまりまだまだ自分が落語をわかっていないということ。わかっていないということはこれからまだまだ「お勉強」できる。楽しみが続くってわけだ。
あ、これ、写真は昔撮ったもの。
どの話が面白かった云々と書くところなんだけど、ぜんぶ面白かった。生で初めて聞いたのは「洒落小町」、「三人無筆」、「三枚起請」。「三枚起請」がどうやら初めてらしいというのは驚いたな。CDやDVDでは何度も聞いている話。客席で聞きながら、どうやら初めてらしいぞと思い、家に帰って検索してみたらやはり聞いたことがあるという記録がない。
「三人無筆」も話は本で知っていた話。面白そうな話だなと思っていた。「手紙無筆」よりも話が複雑になってる分、じわっとくる面白みがあるように思う。「待ってました」の声援も飛んだ柳家一琴。良い感じのノリで話してくれて、とても楽しかった。
落語としての話とは別に、柳亭市也の「のめる」、それから鈴々舎馬るこの「真田小僧」の演目では「話の筋」として「おや?」と思ったところがあった。とくに「のめる」の方。これは気になったので、また今度メモをまとめてみようと思う。
繰り返しになるけれど、まだまだ「お勉強」できそうなことがありそうなことを知り、すごく嬉しくなった落語会だった。
タイガー&ドラゴン「三枚起請の回」 [DVD]
posted with amazlet at 11.10.20
TBS (2005-03-09)
売り上げランキング: 12369
売り上げランキング: 12369