金曜日と土曜日は落語の日、ってわけで締めくくり。皆既月食の夜に末広亭の深夜寄席にいってきた。真打昇進が決定している一之輔が出るということもあって超満員を予測。数時間前から近くのMARUGOというワインバーで待機。
列の並び具合を見るために何度も出入りしていて怪しがられちゃったな(苦笑)。
でも予定通り開場は超満員。最終的に何人が列を作ったのかわからないけれど、開場してみれば桟敷席含めて超満員。「一之輔目当てが多いんだろう。じゃあ一之輔がトリな」ということで噺家の中でも話がまとまって、一之輔がトリ。
- 柳家小んぶ 「鰻屋」
- 鈴々舎馬るこ 「新一目上がり」
- 三遊亭亜郎 「西行」
- 春風亭一之輔 「茶の湯」
ぼくは基本的に新作落語を面白く感じない。だからインターナショナル版の「ちりとてちん」なんてのも「必要性がわかんない」なんて感じちゃう。ただ、そこに不思議な緊張感とぎりぎりな面白さを持ち込むのが鈴々舎馬るこ。彼の演じる新作は結構面白い。
ちなみにこの話をまったく知らなかったぼくは、最初に一目上がりのフレーズがでてきたときには単なるシャレかと思って大笑いした。でも本気で一目上がりをトレースしているとわかってちょっと驚いた。
一之輔も今日はちょっと遊び心も入っていろいろとサソイの言葉を入れながらの「茶の湯」。普通の状態の一之輔の方が好きだけど、おふざけが入っても、やはり語りのうまさを感じさせる。
500円で存分の楽しみだった。帰りは皆既月食を見上げながら、歩いて帰ってきましたとさ。