ちょっと北海道の地理など勉強していた。そこで出てきたスケトウダラ。
こういう魚関係って、なんだか謎の属性があったりするんだよなあと思いながらWikipediaを見てみた。やっぱりあった。謎の属性。
スケトウダラ (介党鱈、鯳、Theragra chalcogramma、英: Alaska pollock)は、タラ目タラ科に属する魚類。スケソウダラ(介宗鱈・助惣鱈)とも呼ばれる。全長91cm。北太平洋に広く分布するタラの一種で、重要な漁業資源となっている。
この記述によれば、91cmじゃないとスケトウダラじゃないのだ!
と、そんなことを言っていると当然「ちょっと筆が滑ってるだけだろ。うるせーよ」と言われるはず。ぼくがそういう記述に出逢えば絶対そう思う。しかし「筆が滑ってる」だけじゃないかもしれないのだ。
たとえば『広辞苑』。冒頭部分だけ引く。
タラ科の海産の硬骨魚。全長約60センチメートル。
これもいきなりサイズに言及してる。Wikipediaの記述とはサイズが大きく異るけど、ともかくサイズが重要なのかもしれない?
『大辞泉』も冒頭部分を引こう。
タラ科の海水魚。全長約80センチ。
あっはっは。またもやサイズが違うけど、ともかくしょっぱなにサイズに言及している。
こうなったら『日本国語大辞典』も見てみなくちゃ。
タラ科の海産魚。全長約七〇センチメートル。
ふ。 60cm、70cm、80cm、そして91cmが揃った。
もう満足したんだけど、『日本百科全書』も見てみるか。こちらは冒頭部分でなく、サイズに言及しているところを引く。
成長は海域により差があるが、日本海では満1歳で10~16センチメートル、3歳で20~38センチメートル、5歳で30~42センチメートル、7歳で36~48センチメートルに達する。
またサイズの幅が増えた。不思議、びっくりだな、こりゃ。
まああれだ。いろんなサイズがあるけど、ともかくサイズが大事な魚なんだな。
と、このままじゃあ「犯人は20代から40代、あるいは50代か60代、場合によっては70代」みたいな感じ。ちょっとは役に立つ(?)情報も入れておこう。
Wikipediaより。
ファーストフードチェーン・マクドナルドのフィレオフィッシュには、日本国内ではスケトウダラの白身が主に使用されている。
へ~。ぼくはてっきり、どこかの深海魚なんだと思っていた。
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それにしても、Wikipediaの「91cm」はどこからきたんだろうなあ?