ブルーバックスはレイアウトが崩れると内容がわからなくなるものが多くて、電子化はいろいろ難しいかもしれないな。
ブルーバックスの「電子書籍」は、文字サイズの変更も文字の選択も文字の検索も何もできないもの多し(できるのもあるのか知らない)。海賊版かと思った^^ #電子書籍 pic.twitter.com/QEPpA79lVy
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 3月 9
上は表示を拡大したときのGalaxy SIII上での様子。ずっと上下左右にスクロールし続けなくてはならず、「読書」にはほとんどならない。
AmazonなどでのKindle版の販売ページには次のような注意が書かれている。
この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
そもそも普通のスマートフォンなどで利用しようとするのが間違いなわけ。
ただ、それにしても画面の文字を選択しておいてメモを残すために共有機能を使うとかそういうことが全くできないわけで、「電子」書籍のメリットなどほとんどない(省スペースと紛失防止のメリットはある)。
いくらなんでも、ここまでメリットのないものを天下の「ブルーバックス」が出し続けるわけもないだろう。そんなことを考えてた。だけど…
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— 講談社ブルーバックス (@bluebacks_pub) 2014, 3月 7
こうやって「やりました!」的なツイートがあって、それがやはり「固定レイアウト」のものであるということは、「ブルーバックスとしてはこれでいく」ということなんだろう。
文字選択が行えることと、マルチデバイス対応にできることを考えたら「自炊」する方が遥かに便利に使えてしまう。それは、とても残念なことだと思う。