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気になったこと日記 on はてな

突然ですがこちらに移転しました。

1月に読んだ本。おとくな発見は飛鳥井千砂と梨屋アリエ

読書

久しぶりにSFなども読んだ月。「サイエンスZERO」で「宇宙エレベーター特集」なんかをやっていたせいもある。

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

 

ナンシー関の著作なども読んだ。ジャンル的には関心を持っていそうな人なのに、活躍ジャンル(週刊誌)に興味を持っていなかったおかげで、全く知らなかった人。この人を全く知らずにきた(名前くらいはもちろん知っている)ってのもすごい話だな。

ていうか、まずは名前が嫌いだったんだろう。彼女の活躍当時、そうした「おふざけ」を受け入れる心の余裕を持っていなかったんだな。

お宝発掘! ナンシー関

お宝発掘! ナンシー関

 

今月発見して嬉しかったのは飛鳥井千砂梨屋アリエ梨屋アリエはYA系作家。YAなんてぼくの読書週間からするともっとも縁遠いところにあると思うけれど、文章の力がすごかった。

学校のセンセイ (ポプラ文庫)

学校のセンセイ (ポプラ文庫)

 
プラネタリウム (講談社文庫)

プラネタリウム (講談社文庫)

 

てなわけで1月は21冊。犯罪白書なども久しぶりに通読した1ヶ月だった。

以下、読書メーターよりまとめ。

 

2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:5906ページ
ナイス数:148ナイス

世界地図の下書き世界地図の下書き
読了日:1月31日 著者:朝井リョウ
本当はちがうんだ日記本当はちがうんだ日記感想
「怪我をして血が出たときはどうか。血は止まったとして、切れてしまった血管はどうなるのか。切れっぱなしで血管が一本少ない人間になるのか」などということに悩む。そういう根本的なところに悩む生活をしていたのに、いつの間にか葱がおいしくなってしまう。「最近、葱がおいしくなったのも不安だ。二十代の頃はジャガイモ以外の野菜はなんのために存在しているのかわからなかった。ところが三十代になった頃から韮や白菜が好きになり、四十を過ぎてとうとう葱の味がわかるようになってきた」。大きな「世間」に取り込まれる恐怖を感じるのだ。
読了日:1月31日 著者:穂村弘
楽園のつくりかた (角川文庫)楽園のつくりかた (角川文庫)
読了日:1月30日 著者:笹生陽子
歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ (中公新書)歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ (中公新書)感想
三田評論文藝春秋産経新聞などに載せた短い文章を一冊に編んだもの。話の流れを生み出すための加筆のせいか、やや冗長に感じる部分はある。ただ筆者の「古文書なら読める」の読めるレベルが(少なくとも素人からすれば)圧倒的。どんどん読んで次々に歴史と出会う姿はとても面白い。
読了日:1月28日 著者:磯田道史
かけら (新潮文庫)かけら (新潮文庫)感想
「お父さん、そんなふうだとそのうち全部忘れられちゃうよ」「いいよ。お父さんは実際、いないようなものだ」と言いつつ、ふしぎな(微妙な)存在感を示すお父さんの話が表題作。自分の結婚を前に、やはり不思議な存在感だったモトカノを思い出す「欅の部屋」。不思議ちゃん風でありつつ、少し重い存在であるいとこが泊まりにきて、そこで思い出す昔の話などを綴った「山猫」の3編を収録。
読了日:1月25日 著者:青山七恵
学校のセンセイ (ポプラ文庫)学校のセンセイ (ポプラ文庫)感想
高校教師とツイギーとスウィンギン・ロンドンのお話。と、それは嘘で本当は偶然出会った二人が「あーあ、絶対あの二人に、なんで桐原先生はあんな変な女と付き合ってるんだ?って思われた、俺」「あなたってさあ、結構失礼よね、いつも」という会話を交わすようになるまでの日常の物語。
読了日:1月24日 著者:飛鳥井千砂
空飛ぶ広報室空飛ぶ広報室感想
自衛隊三部作とは異なり「リアル」な自衛隊を描いた作品。
読了日:1月24日 著者:有川浩
100回泣くこと (小学館文庫)100回泣くこと (小学館文庫)感想
お話として読む。当事者として読む。身近な出来事として読む。いろんな「関わり」の中でしみてくる物語。
読了日:1月22日 著者:中村航
プラネタリウム (講談社文庫)プラネタリウム (講談社文庫)感想
言葉の力で非現実をさらりと現実化する物語集。たとえば「どきどきする心」は圧倒的なパワーとなって青空を砕いたりする。まるでラテンアメリカ文学か。日頃読まないYAながら、この力強さに感服。そしてYAながら(?)オヤジ心をくすぐったりもするのだ。「あー、父ですが。美野里でしたら、さっきカレシがランボルギーニで迎えに来て、ドライブにでかけました。違った、ランチアストラトスのカレのほうだったかな」。このネタは著者の年代よりも少し上じゃないのかなあと思いつつ、ぼくにはどんぴしゃな内容でした。YA恐るべし。
読了日:1月22日 著者:梨屋アリエ
短編工場 (集英社文庫)短編工場 (集英社文庫)感想
目的だった伊坂幸太郎の作品は『終末のフール』収録作で読んだことがあった。好きな作品なのでまあOK。収穫は、どうも相性が悪いかと思っていた作家(奥田英朗など)の作品が楽しめたこと。最後の出版社からの注釈。「特にことわりのないもの以外はすべて、集英社より刊行されました」。これは「ことわりのあるもの以外は」じゃないのかな?
読了日:1月19日 著者:
ショート・トリップ (集英社文庫)ショート・トリップ (集英社文庫)感想
筒井康隆の「レオナルド・ダ・ヴィンチの半狂乱の生涯」的方向に繋がりそうなものもあった短篇集。なかなか多様な方向を目指す作家らしい。
読了日:1月19日 著者:森絵都
きのう、火星に行った。 (わくわくライブラリー)きのう、火星に行った。 (わくわくライブラリー)感想
「遊園地なんかではしゃいでいるのは、おとなのくせにいつまでもガキの気分でいたいやつらと、ほんもののガキの二種類だけだ」なんて、(よくいる)斜に構えた男の子が主人公のお話。
読了日:1月18日 著者:笹生陽子
とっぴんぱらりの風太郎とっぴんぱらりの風太郎感想
天正生まれの忍びはとにかく腕が悪く、文禄生まれはそれに加えて頭まで悪い。風太郎はもちろん文禄生まれ。そんな風太郎はひょうたん屋を夢見つつ「形のいいひょうたんというのは、上のふくらみ、くびれ、下のふくらみの比が、五・三・七になっているものを言う」なんてことをマスターする。しかし時代は安土桃山末期。風太郎にひょうたん屋の夢を見続けさせてくれるのか否か。
読了日:1月18日 著者:万城目学
ぼくらのサイテーの夏 (講談社文庫)ぼくらのサイテーの夏 (講談社文庫)感想
「ぼくには、昔、近所の子イヌの絵をかいて、“なにこれ、ひどい”と、その家の人に泣かれてしまった過去さえあった」という男の子が主人公。
読了日:1月14日 著者:笹生陽子
レインツリーの国 (新潮文庫)レインツリーの国 (新潮文庫)感想
「痒く」なりそうな話は徹底的に痒くする。そんな有川節が(またしても)絶好調なお話。
読了日:1月12日 著者:有川浩
パンダ育児日記パンダ育児日記感想
知らなかったな > 「日本の最初の歴史書『日本書紀』の記載によれば、685年10月22日、唐の女帝である則天武后が生きた雌雄の白熊(ペアのパンダ)と毛皮70枚を、日本の天武天皇に贈呈したとあります」。
読了日:1月12日 著者:
パンダの飼い方パンダの飼い方感想
ライオンがショップで売られていないのは「ライオンは普段ペットショップでは売られていない。理由は、万一売れなかったら困ってしまうからだ」という理由なのだそうだ。
読了日:1月12日 著者:白輪剛史
お宝発掘! ナンシー関お宝発掘! ナンシー関感想
「審査結果集計の際の、日本野鳥の会のみなさんが数え、そろばんま日本一の人が暗算するというお約束も廃した。(こんな紅白歌合戦は)“大型につまらない歌番組”である」とか「宇津井(健)と田中(邦衛)の共通点を探してみると、“あんな上司や同僚がいたら、ちょっと困る”というのが浮かんでくる」とか、あるいは「あの(日清製菓の)バターココナツ味のどの部分がココナツによって受け持たれているのか」という話など。
読了日:1月11日 著者:ナンシー関
犯罪白書 平成26年版 (2014)犯罪白書 平成26年版 (2014)感想
「酒気帯び・酒酔い(運転)は,(平成)6年の取締件数と比較すると,10分の1以下になっている」とか、「平成26年度の(刑事施設に収容した)成人の受刑者一人当たりの一日の食費(予算額)は542.7円(主食費117.83円,副食費424.87円)である」など。ちなみにコンピューターウイルスを法律用語で言うと「不正指令電磁的記録」となるのだそうだ。
読了日:1月10日 著者:
楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)感想
科学的でまじめな宇宙エレベーター。それに加えて地球外生命体とのコンタクトについて ― 「そんなことがおこるだろうとは百年にもわたって予測されてきたし、虚報も数々あった。それでいながら、とうとうそれがおこったとき、人類はびっくりした」。
読了日:1月8日 著者:アーサー・C.クラーク
ガラパゴスの箱舟 (ハヤカワ文庫SF)ガラパゴスの箱舟 (ハヤカワ文庫SF)感想
100万年後から人類「後」を振り返る進化論。ちなみにダーウィンの進化論についての本は「成功と失敗をどうやって見分けるかについて、それまで流動的だった人びとの意見を安定させるのに、ほかのどんな学術書よりも大きな役割を果たした」のだそうだ。なるほど確かに、成功者は生き残り、そうでないものは消え去るという話だ。尚、100万年を語るのは、かのキルゴア・トラウトの息子でもある。
読了日:1月4日 著者:カートヴォネガット

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