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小学校英語は役に立たない

「英語」は教育であっても、「英会話」なんて「習い事」だと思ってる。基本的にやりたいやつだけやればいいのであって、入試にリスニングとかスピーキングなんてものは必要ないんじゃないか。

手間暇コストをかけた小学英語なんて必要なのだろうかなあ。とかなんとか思ううちに、小学英語に関する新聞記事を見つけた。

記事によれば、小学生のうちは「小学校で勉強したことが中学で役にたつ」と思ってる子が8割いたのに、いざ中学にはいってみれば、小学英語が役にたったと考える子は5割に減ってしまうのだという話。

ちなみに、小学時代には中学において「とても役に立つ」と思っていた子は5割なのに、いざ中1になってみると「とても役に立っている」と思う子は19.6%に減っている。5人に4人は「すごく役に立っているとは思わない」と考えているわけだ。

もちろん、この記事の捉え方はいろいろある。たとえばぼくなどは「小学校の英語はオアソビで役に立たない」 という考る。一方で「中学の英語は文法重視で歪んでいる」と考える人もいるだろう。

ぼくらの世代だと、もちろん英語は中学から。それでも英語の本を読むのに困らなかったり、仕事で海外に出てもなんとかなるって人は多い。

「会話」だとか「実用性」ばかりを重視しようとする、今の方向性(そういう方向性はないのかもしれないけれど、ぼくはそんな方向性を感じる)こそが間違ってるんじゃないのかなあ。

つまりはぼくも「小学校の英語はオアソビで役に立たない」と思う。費用対効果で考えても無駄が多いだろうし、大学入試につながる制度的な面から考えても無駄とリスクばかりが目だつような気がしてる。

「完璧な無駄」になる可能性もある制度を推進しようとしているように見える。もし「完璧な無駄」に終わったら、だれがその無駄を取り返すんだろうなあ…。

「学校教育はぜんぶ無駄」なんてラディカルな意見もあるかもしれないけれど、「実用重視の英語」は、ちょっとまた違うレベルで「無駄」のように思える。