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突然ですがこちらに移転しました。

金田一家、日本語百年のひみつ(金田一秀穂)

『金田一家、日本語百年のひみつ』を読んだ。

金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書)
 

うっかりすると「かねだいっか」なんて読みそうなタイトルだけど、「そう読む人は本書を手に取らないはず」という自信のあらわれか(笑)。

どうも、金田一家の語り方が肌にあわず、ちょっと読みにくい部分も多かったものの、面白い本ではあった。祖父、父との距離感が、ぼくの感覚にあわないのかな。

それはともかく。面白かったこととしてたとえば「将軍様」。

これはぼくもずっとそう思ってる。字幕で「偉大な将軍様」とかなんとか表記されるんだけど、きっとそれは「文化の違い」を無視した訳なんだろう。ただ、この件についてはほぼこれだけで、「実際はこういう言語文化的背景がある」なんて詳述がなかったのは残念。

これはまあよく言われる話ではあるかな。でも絶対に自分で発音してみたくなる。

そしてまた、よく言われる話ではあるけれど、日本語の「ムズカシサ」について。

「そういうの、前から言われてるじゃん」とか、「他の本にもあるじゃん」なんて言われそうだとは思う。でも、こういう記述を読むのが楽しく、なんどみても面白いんだからしょうがない^^。

15歳の寺子屋 15歳の日本語上達法

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金田一秀穂のおとなの日本語

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