気になったこと日記 on はてな

突然ですがこちらに移転しました。

読書体験での思い出は…

私、わりと本を読む方です。

で、そういう人は多いと思うんですが、人それぞれに「印象に残ってるできごと」ってありますよね、きっと。

私の場合、高熱を出す私に「欲しいものは何」と尋ね、私が「谷町(GoogleMap にリンクしています。どこにあるかご存じ^^?)の本屋の向かって右奥の棚の上から二段目にある『あかつきの怪人』が読みたいと言ったときのこと。

扁桃腺の関係で(どう関係するのか分からないのでごまかす(笑))、いったん熱を出すとすぐに 40 度を超えるのが私の体質。その日も 41 度くらいだったかな。「本なんて読めるわけがないでしょう」と言った母親。戻ってくると手に『あかつきの怪人』を持っていて大いに驚きました。

母も何かと言い訳をして読書三昧してきた人に違いなく(笑)、そういう自分を振り返って、息子が本を欲しているときに断ることができなかったのでしょう。

父はどちらかと言えば読書癖を嫌う人でした。むろん嫌うと言っても禁じるということではなく、あまりにこもって本ばかり読んでいると「外に出て遊べ」と。おかげで庭先の木の上に「秘密基地」を作り、そこに本を数冊忍ばせていましたっけね。

あるとき、学友と喧嘩してその木に吊されることになって、父にその秘密基地の存在と、隠していた本のことがばれてしまったのでした。いや、いつもは別の木に吊されていたので油断した私が悪かった。