もう大昔のこと。
大学になって初めて東京にやってきました。
西の方ではあちらこちらと引っ越しを経験していた(幼稚園3つ、小学校3つ)けれど、東にやってくるのは初めて。大いに期待に胸を膨らませていました^^。
大学生になったことや、東京にやってきたことが最初に強く印象づけられたのは映画だったかな。大阪時代(高校時代)も、機会ある毎に学校をサボって映画は見に行ってた。でもせいぜいロードショーやロードショーの二番館くらい。
大学に入るや自分の本好き加減や映画好き加減が大いに甘いことを思い知らされたなあ。悔しさ半分、嬉しさ半分な感じ。以来、金もないのに本や映画に金を使いまくっていたっけ。月の食費が2000円(8枚切りパンを1週間かけて消費する)とか(笑)。
なんでこんな話かと言えば、今日はフェデリコ・フェリーニとデビッド・リンチの誕生日。東京の大学に来てなかったら今でも見たことがなかったかもしれない。
ちなみにデビッド・リンチ。Wikipedia の記事によれば
また低予算では非常にできの良い作品を作るのに、『砂の惑星』に代表されるように製作費が大きくなると駄作を作る(その後の低予算映画『ブルーベルベット』は好評だった)ところから、「カルトの帝王」と呼ばれることもある。
と。うまいこと言うなあ^^。『ツインピークス : ローラ・パーマー最後の7日間』は天の邪鬼だから見てないんだけど、『イレイザーヘッド 完全版
』とかみてもカルトですよねえ。
残念ながらカルト系はあまり好きじゃない。『マトリックス 特別版』なんかも最初は「娯楽作品」的でまあ楽しめるものだったのに、徐々にカルトを意識して壊れた映画だと思ってる。『イグジステンズ
』なんかも「カルトファンが喜びそうなアイテムを突っ込んでみました」って感じがしちゃうし。
カルト系ってのは、「拘り」だけで語ることができて、語られる内容がカルトにしか通じない。そういう点が気に入らないのだと思います。