まったくわからない「ジョジョの奇妙な冒険」
大学時代に愛読していた「ユリイカ」。そこで「ジョジョの奇妙な冒険」なるマンガの特集が行われた。
「ジョジョ」というのをまったく知らず、また、あろうことか考えてみると「ジョジョ」と「トッポジージョ」を混同していたような気もする…。「ジョジョ」が特集だと人に聞いたとき、「まあねずみ年でもあるしなあ」なんて思ってしまった。さらには「確かイタリアあたりの生まれのはずだが、そんなネズミでも日本の干支に親和性があるのかな」とか。
そしてふと「いや、ねずみの名前は確か『ジョジョ』じゃなかったはずだ」と Google ってみると、どうも「ジョジョ」でヒットするのはマンガの話ばかり。いくらなんでも「ユリイカ」で特集するくらいのマンガなら知ってるだろうと、ヒットする「ジョジョ」を無視して、「ねずみのジョジョ」を探しても見つからない。
そうかと思いついて「ユリイカ」を検索すると、特集されているのは本当にマンガの「ジョジョ」らしい。ついには「なあ、ジョジョってのはねずみじゃないのか?」と人に聞いてみる始末。
結局誤解は解けて、そして「ユリイカ」にブランドを感じる私は、「ジョジョの奇妙な冒険」を文庫版で5巻まで読んでみた。
集英社 (2002/02)
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URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!
この先どんどん続くジョジョの序章
で、読んでは見たけれど、まったく理解できない…^^。
読み終えての率直な感想は「幼稚園生の論理であばれる、大人の身体を持った、小学生のヒーロー」という感じ。絵も好きな絵じゃないし、マンガでは一般に「悪いこと」とされる「セリフによる補足」も全体的に多すぎる気がする。主人公の得意技も情けなくて泣けてくる感じ。
人気があるのに、ここまで理解できないマンガというのはかなり珍しいことなので、「ユリイカ」の方で、このマンガの面白さを把握してみようかと考えた。
よりいい荒木論を期待
優2、良1 「全体的にダメだが、読む価値のある優れた批評も」
ただ、Amazon でのレビューなどを読むと、基本的に「ユリイカ」側と「ジョジョ」側に、親和性はないのかもしれない(苦笑)。
「ジョジョ」の方はもう読まないんじゃないかと思いますが、「ユリイカ」でも読み込んで「ジョジョ現象」の理解に務めたいと思うしだいです…。