久しぶり(?)に鈴本演芸場の早朝寄席に行ってきた。演目は以下の通り。
- 古今亭朝太 「のめる」
- 林家ひろ木 「転宅」
- 春風亭朝也 「七段目」
- 柳亭市楽 「錦の袈裟」
「のめる」は昨日の池袋がはじめてだった。「おお、偶然だなあ」と思ったんだけど、考えて見れば両方古今亭。そんな関連で演題に重なりが出たりするのかもなあ<全く違うかもしれない^^。詰将棋をしかけるあたりのやりとりは、シンプルな半輔版の方が好み。
ただ何はともかく、「朝太」って人を見てみたいとずっと思っていたのでまずは満足。
「七段目」は生で聴くのは二度目。以前も早朝寄席(三遊亭 金兵衛)で聞いたんだった。DVDは三遊亭圓彌のものを持っていて、落語が気に入って歌舞伎のDVDを買ったりもしてしまった。今日の噺でも「おかる」がうまく出ていたし、刀を抜くときの手順は一番ベーシックだけど、これまで見た中で一番手が込んでいた。
個人的に残念だったのは水をかけて気づかせるシーンが抜けていたこと。あれって他の噺とも繋がっていて(何かを見て「ああ、これと繋がっているのか!」と驚いた記憶があるんだけど、何と繋がっているのか忘れた)、結構楽しみなシーンなんだよな。
「錦の袈裟」は初めての演目。「錦の袈裟」って噺があるってのは聞いてたんだけど… 聞けて良かった。与太噺の勢いがあって面白かった。ただ与太郎の雰囲気がちょっと「完全な与太郎」ではなかったかなあ。これは他の演者とも比べてみよう。
圓生百席(32)錦の袈裟/猫怪談/鼠穴
posted with amazlet at 11.04.03