追記:柳家初花のツイートによると、集まった義援金は約50万円とのこと。あの会場に、あれだけの協会員を集めたにしては少ない印象だ。
ちなみに前回でかけた(はるかに小さいキャパで行われた)三遊亭好楽一門チャリティ寄席で集められた寄付金は30万円強だった。
金額の多寡が全てじゃあないけれど、行動する以上は成果を出したい。「てめーの出した額も…」ってのはあるけれど、集める工夫はあったはずだよなあ。
追記終わり。
9時半会場の10時開演。11時半までの「復興支援寄席」ってのに行ってきた。
落語協会復興支援寄席チケット #rakugo posted by (C)torisan
平日の朝ってことで誰もいないんだろうと思い、9時40分くらい到着で行ってみた。
まず驚いたのはおおぜいの噺家が鈴本の前にたくさん出張っていること。あまりに賑やかで入場を戸惑ってしまったほど。
少人数なら志ん輔のところで募金をして「このところ追っかけてます」なんてお話させてもらおうと思ったのにそれはかなわず^^。志ん輔を見失ってしまったので、志ん輔の募金箱に入れる予定額よりちょっとおさえて募金(笑)。
いや、いやらしい書き方だな。5千円入れるつもりだったのを4千円にしたって話。実は5千円札がなくて、かつ千円札が4毎しかなかったんだ。入場料千円と併せて5千円。
演目は以下の通り。ちなみに志ん輔と正蔵の出番はじゃんけんで決まった(でき勝負なのかどうかは不明)。
思うんだけど、志ん輔の「場をひっぱる力」は大したものだよなあ。昨日も寄席が嫌いになってしまいそうな雰囲気の中、孤軍奮闘といった感じだった。3月20日の「夕立勘五郎」も場内のりのりになったし、4月2日の池袋では「子別れ(下)」を存分に聞かせてくれたし。
また林家正蔵も「ガキ」の話に味があって面白いじゃん。下らないテレビ番組でのイメージはそろそろ消してみたほうが良いのかもしれない。2月26日池袋の「四段目」も、定吉は良い味が出てたと思う。4月6日の「悋気の独楽」でも小僧の様子はよく描けてたように思う。
真摯に古典をやりたい人だという話だから、そろそろなんか大物を聴いてみたいな。
小三治を生で観るのは初めて。たまたま入手した「芝浜」に驚いたくらい。ただ氏の本は馴染みの本屋で何冊か買っている。今日はもっと大物で来るのかと思ったけれど、まあそういう場じゃない。「小言念仏」は初めて聞いたけど、なかなか面白そうな話だった。