古今亭菊志んがアメリカから帰ってきてさっそく寄席に登場ということで見に行ってみた。トリが五明樓玉の輔なのも興味深いところ。若手なんだけど、最近ちょっと気になってる人。
ちなみに古今亭菊志んってのはこんな人。
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送信者 落語 |
もうすぐ鈴本でトリも取る。ぼくは3回ほど見に行きたいなと思ってる。
Source: youtube.com via Maeda on Pinterest
- 春風亭一力 「子ほめ」
- 春風亭正太郎 「狸札」
- 古今亭菊志ん 「松竹梅」
- 橘家文左衛門 「手紙無筆」
- 春風亭勢朝 漫談
- 春風亭一朝 「湯屋番」
- 室井琴調 「赤垣源蔵徳利の別れ」
- 橘家圓太郎 「粗忽の釘」
- 桂文生 「ガマの油」
- 五明樓玉の輔 「子別れ(下)」
平日の昼間ながら団体も入ってそれなりの入り。ひとり酔っ払ってやけに芸人に絡みたがるおじさんがいたけど雰囲気はまあまあだったかな。
話は前座の一力から結構楽しめた。目当ての菊志ん「松竹梅」は、なるほど菊志んにぴったりのネタ。短い時間の中だけど客席を大いに沸かせていた。一朝の「湯屋番」も文句なし(最近やけに一朝を見る頻度が高いな…。好きだから良いけど)。圓太郎の「粗忽の釘」は、結局隣のうちで釘の話をすることなく終わるバージョン。これまた圓太郎ぴったりで大いに楽しんだ。
玉の輔の「子別れ」も面白かったな。まさかこんなネタをやると思ってなかったけれど、客席からも「泣いちゃった」なんて声が出てた。噺の中で少し「上」の内容を説明する版だったのも面白かったな。トリで時間があるときはこういう噺にすることが多いんだろうか。たぶんはじめてだと思う。
てな感じで全体的に楽しんだんだけど、「どうしたの?」と思ったのが桂文生「ガマの油」。いきなりカミまくりで、結局イイタテをせず素話風に話してしまった。そういう演出なのかもしれないけれど、演出だとするとつまらないなあ。演出じゃなくて本当にイイタテられなかったのなら心配だし。前に見たときは「蒟蒻問答」。このときは話もしっかりしていたし、大いに楽しんだんだったけれどもなあ。
ところで楽屋にうさぎやのどら焼きを20個ほど差し入れた。
前回は作ってから時間の経ったものを食べて「ちょっと甘いかな?」なんて思ったんだけど、作りたては「完璧」な感じ。皮のクリーミーさは冷めたものでも感じたけれど、甘さのバランスはやはり作りたてが素晴らしい。16時までは作り続けているそうなので、鈴本や黒門亭に行く際はぜひ(^^)。
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送信者 12/02/21 |