日経新聞書評欄より ~ 今回は1万円ほどのお買い上げ
近くの販売所が気に入らずに新聞の購読をやめてしまった。以来ずっと再度購読しようかどうしようかと悩み続けている^^。かなりのストレスだ。
毎日コンビニなんかで買えば良いのだけど、自転車移動の日も多くてそれもなかなかままならず。とりあえず逃せない読書欄のある日はコンビニで買うことにした。
本日の「今を読み解く」のテーマは「大正」。
上の本は「大正期ほど日本の現状に示唆を与える時代もない」という観点から書かれているとのこと。Amazon掲載の「内容」は以下。
関東大震災、大正デモクラシー、米騒動、軋むアジア外交、ロシア革命と第一次世界大戦…透徹した歴史観を持つ気鋭たちが、大正期の検証を通じて今の日本の針路を探る。
関東大震災からの復興、というところに意義をみる本はこんな。書評子(井上寿一)は次のように言っている。
関東大震災は束の間、社会に平等性・共同性の意識をもたらしたという。しかしそれも長くは続かなかった。大震災直後の興奮は弛緩が取って代わる via 日経新聞読書欄 by 井上寿一amazon.co.jp/gp/product/412… via @
— maeda hiroaki (@torisan3500) March 17, 2013
「束の間」とか怖いこと言ってんなあ。
Amazonに登録されている「内容」は以下のとおり。
関東大震災の復興官庁は、政治に翻弄された―。「百鬼夜行」といわれるなか、疑獄事件が発生した経緯を描き、あわせて、大震災以後の日本にあらわれた社会意識の変化を、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、夢野久作、西條八十、大宅壮一らの著作を通じて追う本書は、大震災と日本人について、歴史的視座からその深奥をとらえる。
他に「大正」関連で話題にされていたのは以下の通り。
岩波新書のこの本は持っていたような気がするな。Amazon掲載の「内容」は以下。
多彩な言論や社会運動が花開き、政党内閣の成立へと結実した大正デモクラシーの時代。それは、植民地支配が展開する時代でもあった。帝国のもとでの「民衆」の動きは、どんな可能性と限界をはらんでいたか。日比谷焼打ち事件から大正政変、米騒動、普通選挙の実施、そして満州事変前夜に至る二五年の歩みを、「社会」を主人公にして描く。
大正関連は以上。『毛沢東が神棚から下りる日』というのは、中国を知らないぼくには難しそうだな。
「大正」以外でちょっと気になったのはこれ。経済学をちゃんと勉強したことがないので理解できるかどうか不明だけど、Amazonでオーダー中。
NHK出版
売り上げランキング: 268
『政治的思考』という岩波新書も気になったんだけど、Amazonの書評欄が、わりと冷静に批判してるな^^。ちょっと購入を躊躇っている。
話題の『完全なるチェス』も取り上げられている。これは買おう。と、いうわけで半蔵門の山下書店に行ってきたが、残り1冊だった。以前にはもうちょっとあった気がするので、売れているのだろう。
「そのフィッシャーが突然、姿を現したのがなんと日本の成田空港。アメリカ政府の要請により拘束されたのである」。
そしてお高いけれどとても面白そうなのがこちら。『概説 世界経済史』。書評を読む限りは『銃・病原菌・鉄』の経済版みたいな感じ?
2巻でセットなんだけど、経済にうといぼくはとりあえず上巻のみをオーダー。
「歴史の本質が経済的要因と不可分の関係にあることが明快に示され、多くの読者は、昔勉強した世界史の断片的知識が『経済』という切り口から有機的に統合され、下手な歴史小説を読むよりも面白いと感じることだろう」。
尚、小説だけど『玉磨き』も気になった。こちらも購入。
新聞書評は面白い。ってのは、思いもよらなかった本と出会えることもあるから。書評自体は「付録」みたいな感じかな。書評も面白いと「とっても得をした」気分になってしまう(^^)。