「付き合う」という合意ができる前に、デートすることってのはあるね。1度だけ、グループで夏祭りに行ったなあ。他校のバレー部女子と。しかし「付き合ってない」状態でのデートはそれ一度であるように思う。半世紀の人生で。
それはともかく、瀬尾まいこの『おしまいのデート』を読んだ。この著者の本は3冊目だか4冊目かな。紡がれる「言葉」がなかなか面白い。
今回、読んだのはこれ。
実物を見ると、表紙はもっと素敵に見える。
映画はよっぽど暇な時に一人で見るもんだ。隣に知っている人が座っているのに、黙ってでっかいテレビを見てるなんて時間がもったいない via 『おしまいのデート』瀬尾まいこ
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 3月 23
「よっぽど暇な時」の娯楽であるというのはよく耳にするように思う。「でっかいテレビ」なんてのはもうカビの生えた表現だ。ただ、このあわせわざのリズムはなかなか面白いなあ。
「テレビと映画は全然違うよ」「それぐらい知ってる。アメリカ人が出てるのが映画だろう」 via 『おしまいのデート』
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 3月 23
ばかなじじいの話はよく目にするし、ダジャレをいうジジイというのもありふれたもの。しかし映画を見ない理由付けからの一連のリズムはちょっと笑わせてくれる。
内容はといえば、実は『図書館の神様』の方がはるかに好きだ。
ただそれは、 ぼくが「デート」というものをよくわかっていないせいなのかもしれない。