胡麻、とくに黒胡麻の値段があがっているという記事をみかけた。
黒ゴマは現状では輸出国がミャンマーにほぼ限られている via #日経新聞
黒ゴマ高値 45%上昇
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— maeda hiroaki (@torisan3500) 2015, 2月 18
「そうなのか〜」などと眺めつつ、ふと「そういえば胡麻ってそもそもなんだよ」と考えた。知らないな。
『三省堂国語辞典』をひいてみた。曰く「畑で作る草のたね」。いや、そりゃねえだろ。
ぼくが馬鹿すぎるせいなんだけど、この記述では「なんかのタネ」を加工すればどれでも「ゴマ」になりそうな感じじゃないか(そんなことを思う馬鹿は少ないんだろうけど)。
たとえば『大辞泉』をひいてみる。
ご‐ま 【×胡麻】
ゴマ科の一年草。高さ約1メートル。茎や葉に軟毛があり、葉は長楕円形。夏、淡紫色を帯びた白色の鐘状の花をつける。果実は円柱状で、中に多数の種子をもつ。エジプトの原産といわれ、黒ゴマ・白ゴマ・金ゴマなどの品種がある。油をとり、また食用にする。うごま。《季 実=秋 花=夏》「人遠く―にかけたる野良着かな/蛇笏」
『三省堂国語辞典』はこんなに長く書きたくなかったんだろう。それにしても「畑でつくる草」はないと思うな。
話がそれまくった。ともかくゴマの収穫には人手がかかるらしい。冒頭でリンクしている日経新聞の記事には次のように記されている。
ゴマは栽培や収穫に人手が必要で、栽培されるのは人件費の安い発展途上国が中心だ。特に黒ゴマは現状では輸出国がミャンマーにほぼ限られている。
ゴマをよく知らなかった身で言うのもなんだけど、ゴマをミャンマーと結びつけて考えたことなどなかったな。