LDOCEはいいね!
LDOCEは「Longman Dictionary of Contemporary English」のこと。学習者向けの英語辞典だ。
定評のある辞書なんだけど、ぼくは長らく、学習者向けの英英辞典はOALD(Oxford Advanced Learner's Dictionary)が必要十分であると思っていた。思っていたし主張していた。
Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)
- 作者: Pearson Education
- 出版社/メーカー: Pearson Japan
- 発売日: 2014/04/10
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しかし。ついに辛抱たまらず(引用している書籍を見ると、イラストがかわいいのだ^^)LDOCEを購入。読み始めて、さっそくその楽しさに夢中になってしまっている。
LDOCEは、語釈に用いる単語数を制限していて、すなわち基本単語のみですべての言葉を説明するという特徴を持っている。それだけ聞くと、なんだか「ガキのつかいかよ!」とか言いたくなってしまうんだけど、例文の充実がすごい。
CODなどは「載せなくちゃいけない単語がたくさんあるんです」とばかり、例文は可能な限り(?)省いている。だから「単語の意味をネイティブ風に把握するのにむいている」感じなんだけど、学習者にはちょっと不親切なところもある(それでもぼくは大好きだけどね!)。
Concise Oxford English Dictionary
- 作者: Angus Stevenson,Maurice Waite
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
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だけどLDOCEは「これでもか」くらいに例文を載せている。その分サイズが大きくて、CODなら持ち運ぶぼくでも、LDOCEについては「ちょっとこれは無理かしら」と思ったりする。サイズが大きいくせに「え、この単語が載ってないの?」なんてこともある。しかしその分、最高に楽しい例文をたくさん載せてくれているのだ。
単語の意味をわかりやすく調べる、という目的ならば、もちろんOALDでもLDOCEでもいい。定義する言葉に厳格な制限を課していないぶんだけ、OALDの方がなんとなく「本格的」な感じもする。
Oxford Advanced Learner's Dictionary: Paperback + DVD + Premium Online Access Code
- 作者: Oup
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だけど、LDOCEの「このニュアンスを例文から感じてみて!」という主張はとてもわかりやすくて、そして楽しめる。
「LDOCEを買おうかな」と考えると、うちにあるOALDが行方不明になったりしていた。たぶんOALDがすねていたのだ。でもついに、8年くらい悩んだ末に^^LDOCEを購入した。OALDにとってかわるわけではなく、どちらも楽しい。
尚、LDOCEには「オンラインアクセス権付き」のものと、そうでないものがあるみたい。値段はそんなにかわらない(500円くらいの違いだったかな?)。なのでどっちでも良いとしたもんだけど、スマートフォンでの利用を考えているのなら、オンラインアクセス権は無用だと思う。ぼくの使い方が悪いのかもしれないけれど、オンライン版(ウェブ版)は、スマートフォンに対応していないようで、どうにも画面がみにくいのだ(パソコンでは便利に使える)。
スマートフォンで使うことが多いのであれば、App Storeからアプリケーション版を購入するのが良い(もちろんぼくも購入した。無料版もあるけど、広告が入らない有料版の便利さはとても素敵)。
悩みに悩んで買った辞書が、あまりにも楽しいのでブログ記事として残しておく次第(^^)。
ちなみにロングマンは「Activator」も相当に楽しい。ただこれは、使い方にちょっとムズカシサがあったりするかもしれない。
LONGMAN ESSENTIAL ACTIVATOR (PAPER)
- 作者: Longman
- 出版社/メーカー: Pearson Japan
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Activatorにも興味があるんだけど、うまく使いこなせるかなあなんて思ってる人。そういう人はまず、LDOCEだけでも存分に楽しめると思う(いや、Activatorもホントに面白いんだけど…)。
絵は可愛いし、まじこれ楽しめるっすよ。先に触れたように語彙数がやや少ないのと、紙質が貧弱に感じられるのが難点ではあるかも。でも「辞書、読みすぎてページがぼろぼろになっちゃった!」なんてことが言いやすいメリットだと言えるかもしれない。