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突然ですがこちらに移転しました。

「岩石」のほとんどは火成岩

ここ数日、旺文社の『地学用語集』を読んでいる。自分が無知なせいで、面白い記述ばかりがみつかる。

たとえば「岩石」。

モノをよく考えないぼくは、こんな記述を読んで、一瞬「え、そうなの?」なんて思ってしまう。

火山ってのは、どこにでもあるわけじゃないのに、火成岩が95%以上を占めるの?」なんて感じ。

こんな風に思うのは、地学的歴史観を無視してぼやっとしてるから。ふと「堆積岩」の方が一般的なんじゃないかなんて考えてしまう。

でもそんなわけはない。地学的歴史に思いを馳せればすぐわかるし、あるいは「堆積岩」の定義を考えてみればいい。

『ニッポニカ』をみてみる。

まず「堆積岩」とは次のようなものだ。

堆積岩を構成する物質には、砕屑物質と生物の遺骸、およびそれらのすきまを充填する膠結 (こうけつ) 物質とがある。砕屑物質は既存の岩石が侵食・風化されてできた岩石や鉱物の破片で、礫・砂・泥などである。

で、「砕屑物質」とは次のようなものだ。

砕屑岩をつくるおもな物質は、岩片、石英、長石類、および粘土鉱物であり、既存の堆積岩から供給されるものもあるが、もともとは火成岩や変成岩から供給される

もうちょっと簡単にまとめると次のようになる。

砕屑岩は、火成岩や変成岩の岩片やそれをつくっていた鉱物と、堆積作用のなかで新たに生じた鉱物とからできているといえる。

もともと、火成岩だったものがおおく、堆積岩の「モト」になっているのだった。そりゃ「岩石」の多くは火成岩だよなあ。 

ちなみに堆積岩は「sedimentary rock」、火成岩は「igneous rock」というらしいよ。

面白いなあ、『地学用語集』。ってか、モノを知らない自分がなかなか滑稽だ(^^)。


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