『空白を満たしなさい』を読んでいる。上巻を読み終わったところ。ドラマもだいたい見た。
上巻のうちから「あ、ドラマはここをまとめちゃったのか!」と驚くシーンがあるのはいつものこと。
上巻を読み終えたところだけど、気になった言葉。
私は、世間の人間が、私を嫌う権利を尊重します!
ありきたりの言葉ではある。でも発話者の人格と結びついて、作品中では迫力を感じた。
桜田門外の変みたいに、腐ったジジイの政治家を暗殺するだとか。私がもし、幕末に生まれてたら、きっと、歴史に名を残す人間になってたと思うんですよ。
もしかすると、タイムリーすぎてうさんくさく感じる人も多いかもしれないけれど、本書は「あの事件」より前に書かれたもの。
人間の死は、畢竟、寿命か、寿命未満かのどちらかである。ゆっくりと訪れるのか、唐突に訪れるのか。
ちょっと「All That Jazz」を感じさせるね。ぼくは「All That Jazz」大好き。とくに動画編集に関わるシーンで「良くなってやがる!」というところが大好きだ(^^)。
ドラマが放送された直後だからちょっと恥ずかしいんだけど、面白く読んでいる。