「侍ジャイアンツ」という漫画/アニメに「分身魔球」という「魔球」があった。すごい力で硬球を変形させて、わけのわからない変化をさせるという魔球だ。
この魔球、握力によって硬球をピーナッツのように変形させるという時点でありえないわけなんだけど、キャッチャーが受けるとボールの形がまたもとに戻っているというのもありえない話だ。
マンガな話だからどうでも良いんだけど、ちょっとこれに関わるような話を見かけた。
「重い物ほど速く落ちる」という誤概念は一群の事例に適用されるし、これは「同じ石でも落ち続けると加速して重くなる」という他の誤概念を生み出す。また「落下し終わると元の重さに戻る」 という矛盾しない知識システムが形成される 。
— maeda, h (@torisan3500) 2023年2月27日
via 『教育・学校心理学』 #放送大学 https://t.co/QyD2Op7Pnz
もしかして、分身魔球の話は「運動を終えると元に戻る」という「誤概念」により生まれた話なんだろうか?
すなわち、投げるときには(すごい)変化を加えるけれど、それがキャッチャーミットに収まってしまえば、「変化も終了する」という「誤概念」に基づく話だったのかな。
小学生の頃から、分身魔球の復元性が不思議だった。もしかして原作者が「誤認識」を知識ベースにしていたのなら、分身魔球は納得のいく魔球になり得るね(^^)
と、それにしても「分身魔球」のまともなYouTube動画がないな。やはり元が荒唐無稽だとそうなるのかも…
それにしても、まああれだ。侍ジャイアンツは「二刀流」な話だったね。