あちこちに上がってるけど「『女性は子どもを産む機械』発言が波紋 野党が辞任要求」とか。
なんかこういう表層的お祭りが好きなところですよねえ、国会って。たまに敢えて国会中継なんかを見ることがあるけれど、「議論」なんて全く存せず、上っ面の「言葉」があるだけ。酔っぱらって一同集まる田舎のお盆みたい。
野党としちゃあ「(政治が)よくわかんない」から敢えて些事にばかり拘り、与党としちゃあ野党を「本質から閉め出せる」ので「ちょうど良い塩梅」なのかもしれないけれど。
発言の内容全部が入手できないんだけど、
15-50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないという発言内容だったと流れていますね。
「資源数とその有効利用」という観点での喩えとしては「すごく分かりやすい」じゃないですか。おそらく本当は「数は決まっている」と「産む機械」という言葉の間には、「産む機械」に持っていくための段階的な比喩があったんじゃないかな。なかったとしても発言者は言いたかったはずと思う。
いくら何でも大臣まで務める人物が、「女性は産む機械である」と「一面的」に信じているわけはない。でもすぐに「女性蔑視だ」と騒ぐ人とか、「政治家なんてみんなその程度」とか。相変わらず不思議な言葉がそこらに流れまくっています。
もちろん「政治家には下品な言葉遣いの人が多い」とか、そういう話であれば同意するんですけどね。でも政治家に対しては「政治」を見て、官僚に対しては「行政」を見て、それで批判するなら批判したいと思う次第。
本心ではマスメディアにもそうあって欲しいと思ってるんだけど、ちょっと高望みだろうとは思っています、はい。