2月くらいから落語に興味を持って、CDをいくつか買った。ちょっとして寄席などにも出かけるようになった。
最初に買ったCDは確か志ん朝が何枚かと志ん生(書店の趣味)。で、志ん朝はすぐに面白く聴けるようになったんだけど(これについてはまた書く予定)、しばらく志ん生を聴くことができなかった。いわゆる「ぞろっぺえ」な志ん生の口調についていけなかった次第。
「志ん朝のようにはっきりした落語じゃないと聞けないのかな」とか、「志ん朝を良いなと思うのは単に聴きやすいからなのかな」とかいろいろと考えた(くどいけどこれについてはまた書く)。
それが次第に八代目文楽を聴けるようになり、そして次第に志ん生を聴くことができるようになってきた。「聴くことができる」というと「耐え忍んでいる」感じがしてしまうけど、そうじゃなくて「面白く」聴くことができるようになってきた。
新しい人を聴くといつも何かしらお勉強になる。だから聴いて面白い人が増えていくのはすごく嬉しい。
本日購入は志ん生5枚 #rakugo posted by (C)torisan
と、いうわけで本屋のおやじが見ていた志ん生のCDリストをひったくってチェックをつけた。それが本日入荷していたので買ってきた。
最初は「人情話」が食わず嫌いだったんだけど、志ん朝の「浜野規矩」を聴いて泣いたりした。その話なども志ん生で聴いてみたいなと思ったわけ。「子別れ」も「下」しか聴いたことがないし。「大工調べ」の啖呵が志ん生版でどうなっているのかにも興味津々。本屋のおっちゃんが絶賛していた「大津絵」も楽しみだし。
でもあれだな。志ん生なんかをCDで揃えようなんて思ってしまったら「終わり」かもしれないな^^。
ちなみに5月9日現在、持っている落語CDの枚数は85枚だそうだ。そのうちに保管場所などで悩むようになるんだろうな。