気になったこと日記 on はてな

突然ですがこちらに移転しました。

ネットワークコンテンツの再利用

www.flickr.com

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ごく最近になって Flickr を使い始めた私。

最初、「単なる写真保管庫」と認識していたんですよね(恥)。さらに実際使い始めたときも、ブログなんかに載せるとき、もともとオンラインにあった方が便利だろうという理由で使い始めたりしました。

使い始めてしばらく。徐々に写真を見てくれる人が登場したり、コメントやメッセージを受け取るようになって初めて、flickr はコミュニティであり、登録した写真はコミュニケーションツールであるということをようやく理解しました(大恥)^^。

人が集まるところにコンテンツを置いておけば、そこから種々の交流が生じるのだなあ…。当たり前のことなんだけど、flickr なんかがこんなにうまく機能しているというのは経験して初めて理解しました。

ネット上に存在するコンテンツってのは、コミュニケーションを発生させるツールなのだなあ。

そんな「当たり前すぎる」ことを実感した最近。ITProに「『Googleの新聞記事転載は著作権侵害』,ベルギー裁判所が一審判決を支持」なんて記事を見つけました。確かに Google ニュースはサービス開始当初からいろいろ言われていましたけれど…。

Official Google Blog での反論

If publishers do not want their websites to appear in search results, technical standards like robots.txt and metatags enable them automatically to prevent the indexation of their content.
要するに「robot.txt とか META タグみたいな標準技術で Google のインデックス化作業を避けられるんだから、そういうことやればいいじゃん?」と。

まあ、多くの情報主体からの情報がインデックスされている中、そこから外れることはリスクある選択。だからそういう選択を廃して「しかし著作権については留保したい」という判断はあり得る。そういう立場も大いに理解できる。

ただやはり。「モノ」は、その周囲にコミュニケーションが生じてこそ「価値」を生じるものじゃないかな。既存メディアからの言い分としては「新聞記事は結論を先に書くことが多いので、結局自社サイトへのトラフィックは増えない」なんてこともあるのかも。「生じているのはコミュニケーションじゃなくて窃視だ」と。

でも詳細に知りたかったり、あるいは言及したくなるようなものについては、ほとんどの人が「オリジナル」の情報にアクセスしてると思うな。Google などの情報インデックス化作業は、単なる「便利」の域を超えて「ネットの本質」だと思う。

自分が利用しまくっているせいもあるけれど、本件で争われている視点からすれば、Google を圧倒的に支持するなあ。