犬の起源 from 池谷裕二
日経夕刊の「あすへの話題」。今、池谷裕二が書いていることは前にも書きました。
進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)
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池谷 裕二
講談社
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- アメリカ大陸/ユーラシア大陸のオオカミは遺伝的に大きく異なるのに、犬は案外に均一
- イヌは1万五千年ほど前に東アジアのオオカミから分岐して生まれたらしい
ちなみに人類の出現は十万年以上昔 - 人の視線を読んで、目の前に並んだ箱から餌が隠された正解を選ぶのは子犬でもできるが、オオカミにはできない
とくに最後の「オオカミにはできない」にちょっと感動。「普通の人」が言うなら「個体差なんじゃなかろうか」とも思うわけだけど、こういうところが「専門家の意見」のありがたいところ。素直に、ノイズなしに、感動できる。
一応再掲しておいた『進化しすぎた脳』。これ、まじ面白いんですよ。ブルーバックスの中ではどちらかと言えば「わかりやすい」本だとも思う。そのくせ専門家に話を聞く快感も感じることができる。ぜひ読んでみてください(^^)。