びっくり寄席ってのを見てきた。場所は東中野。確か先週の黒門亭でびらをもらったんだ。最近ちょっとおいかけている八ゑ馬が出るってんで行くことにしたよ。
談志曰く
落語を楽しく理解し、いわゆる本当の寄席通になるには、笑いから入り、寄席にかよい、やがて落語家の誰やらと知り合う、そして特殊な会にでかけて行くってことだよ(新版・現代落語論197ページ)。まさにそんな感じじゃん(笑)。
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送信者 11/12/17 |
- 三遊亭美るく 「たらちね」
- 三遊亭時松 「試し酒」
- 鈴々舎八ゑ馬 「代書屋」
面白かった。
実は前日にも柳亭燕路で「たらちね」は聞いている。美るくさんに「おや、燕路師匠よりよかったかな」と言ってみると「あはは」と大笑い(笑)。でも時間を気にせずすべてのエピソードを入れるロングバージョンは、ふだん浅い時間帯で聞くのとは違い、いろいろと面白く感じる所があった。
三遊亭時松はさすがの安定感。噺に応じたまくらは「一気飲み」の話。「昔はイッキが大っぴらにできまして」というのを聞いて「一揆」の話かとしばらく全く話が見えなくなった(馬鹿)。こちらも存分に時間をかけて楽しませてくれた。
八ゑ馬は「代書屋」。「なんだかよくお越しいただいているお客さんもいらっしゃいまして」ってのはたぶん僕たちのことか(苦笑)。いや、ぼくらはネタが何度かぶってもいいし、それに「新作は嫌いだ」と面と向かって言ってるものの、もちろん新作やってもらっても良いんだけどな^^。邪魔になってたらごめんね。
「代書屋」は枝雀のDVDやCDで何十回も聞いた話。だからいつか機会があれば八ゑ馬風の解釈について、いろいろと教えてもらいたい思いもある。
ちなみに入り口はこんな感じ。この辺り、なかなか面白そうな店が多かったな。また出かけてみようと思う。面白すぎたのか、連れは不動産屋でアパートの値段まで確認していた(笑)。
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送信者 11/12/17 |