気になったこと日記 on はてな

突然ですがこちらに移転しました。

「直腸」の「直」!

なんで「直腸」というのだろうと、考えたことはある。でも、どうせわかんない理由なんだろうと、途中で考えるのをやめてしまった。

実は、とってもわかりやすい理由だった。

出典は『人体の冒険者たち』という本。

人体の冒険者たち

人体の冒険者たち

 

日経新聞の書評をみて読んでみた本(さほど面白くはない)。その本に曰く「直腸という名は『真っ直ぐな』という意味のラテン語からきている」。

「本当かなあ?」と『ランダムハウス英和大辞典』もみてみた(この辞書は多く語源を載せてくれている)。

[1541.<近代ラテン語 rēctum(intestīnum)まっすぐな(腸)]

本当だった。直腸は、まっすぐだから「直」腸というのだ。日本語の意味もチェックしようと、『日本国語大辞典』を見てみた。

哺乳類の消化管の一つで、大腸の最後部。結腸の腸骨湾曲の後部から始まり、真直に走り、小骨盤を通って下降し、肛門において外部に開口する。開口部は環状の肛門括約筋があって閉じている。

やはり、まっすぐになっているのが「直腸」らしい。

ぼくは、直につながっているから直腸なんだと思いつつ、人生の大半を過ぎていた^^。やはり、「はてな?」と思ったことは、辞書をひくに限るのだ(^^)。

からだの中の外界 腸のふしぎ (ブルーバックス)

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