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突然ですがこちらに移転しました。

クリスマスあたりにいった落語会 #3

23日、24日と行ってしまったのなら、もう25日に行かない理由はないわけで。いろいろと落語を教えてくれている友人も含めて3名で池袋演芸場へ。

送信者 落語

「ぼやき居酒屋」、柳家はん治以外で聞いたのは初めてかな。ちょっと消化不良に感じちゃった。でもそれはぼくの「違和感」に邪魔されてのことかもしれない。

菊志んの「湯屋番」は面白かったな。たとえば菊之丞は湯屋番すらいろっぽくやる。その中で見栄に声がかかるほどの見せ場をつくる。菊志んは力強く観客を引っ張っていく。いろんな形があるんだな。空けて2012年、らくごカフェで「御慶」をやるそうなのでさっそく予約しておいた。このパワーで「御慶」、楽しいに違いないと思うんだけどどうだろう。

志ん馬は、このところ聞くたびに「おや」と思う大物(?)をかえてくれるのが嬉しい。この前に聞いたときは「大工調べ」だったし。但し今日のはすこしリズムに乗りきれなかったかな。ぼくの連れはなんだか文句言ってたよ^^。

柳家喜多八は「短命」。言葉少なめのパントマイムバージョン。短命の理由を、小声でごにょごにょ言う形はよくあるんだけど、完全に音を失くしてしまうってのは面白いな。客席がわいても演者は自分のリズムで続けることができるし、こういう演出は双方楽しめるのかもしれない。

喜多八の顔と、必死の身振り手振りと、それから落語風景なんかを頭に描き、ぼくはこのバージョンを「壊れたテレビ」版と名付けた(笑)。

トリの金原亭世之介は「三枚起請」。最近なんだか「三枚起請」を聞くことが多いかな? 今回は文句を言いに行く3名のバカバカしさを強調する版。確かに。三枚起請の振る舞いを真面目に攻めるのはヤボ(いや、言葉で騙せ、という言葉もあるから、それほどはヤボじゃないのかな?)。男三人の怒りに理屈があると味方してもどうしようもない話。そんな中、騙され男の馬鹿っぷりを強調するのは面白い。

と、いうわけで、年内の落語会は以上終了となる予定です。新年は1月2日から活動予定!