自炊生活・断裁機到着して一ヶ月
iPadが届き、ScanSnapを買って、そして断裁機を買って一ヶ月経った。
昔の本もPDF化を機に多く読み返し、そしてついには買ったばかりの本を読む前に断裁+PDF化するようになってきた。
iPadでのPDF読書ってのに最初は疑いを持っていたんだけどすっかりはまったぼくの一ヶ月。
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断裁機購入は珍しくちょっと(1週間ほど)悩んだんだよな。場所をとるし、何よりiPad+PDF化した本の有効性についてまだ確信できないでいた。
iPadは読書端末として非常に優れている
iPadの登場以前から「電子書籍」というものは存在したし、また本をPDF化する手段もあるにはあった。仕事関係でもScanSnapをはやくから導入している人もいるにはいた。
パソコン画面なら何時間眺めていても目の疲れを感じない自分として、書類・書籍のPDF化はありかなあと想像はしていたけれど、やはり踏み切れずにいた。本を読むのにいちいちPCでもなかろうと考えていたのが大きい。
ところがiPad。
実際に本を取り込んで読んでみれば別に違和感なく読み進めることができる。栞をたくさんはさめるのも良いし、文字認識させておけばPC側で検索したり引用したりするのにもとても便利。
言うまでもないことだけど、ひとつの本をちょっと中断したくなったとき、すぐに他の本にスイッチできるのもやっぱり快適。
スペースと閲覧性
PDF化がどんどん進むに連れ、徐々に「夢」も持つようになった。それは物理的な本の冊数を500冊程度におさえるという夢。
PDF化した本の冊数が現在400~500冊程度。まだ「スペースができたな」という実感はない。でも継続していけば「部屋が広くなった」ないし「スペースができた」という実感が掴めるようになるはず。本が最優先というレイアウトで長く暮らしていたので、そうでない環境にたいして今からわくわくしてる。
また、PDF化することで書棚の裏に押し込められていたり、あるいは文庫本ボックスに収納されていた本が表に出てくるのもメリットのひとつ。
「確かどこかにあったはず」と思いながら探すのが手間で読むのを諦めていた本も簡単に読めるようになった。
また買ってきたのに「積ん読」うちにどこかに見失ってしまうということもなくなった。ぼくの部屋がせまいせいではあるんだけど、これまで整理できなかった本が本当に「整理」できるようになってきた。
不満な点
まあそうは言っても不満な点もないではない。もっとも大きな不満は「書棚」整理のやりにくさ。
90年発行SFハンドブックのオールタイムベスト(読者投票)。個人的には同意できない posted by (C)torisan
インタフェースが大いに気に入ったせいでi文庫HDを読書アプリケーションとして利用している。閲覧時のインタフェースは本当に素晴らしいんだけど、PCから転送したファイルを書棚に並べるインタフェースが少々面倒だ。
書棚がいろいろと作れるのはいい。現在「新書類」「文庫」「小説」「SF」「児童文学」「シェイクスピア」等の書棚にわけて管理してる。でも転送時に入る「フォルダ」から各書棚に移すのがちょっと面倒。また「フォルダ」内で転送した書籍を探すのも少し面倒だ。
また、i文庫HDがそもそもPDF読書のためのアプリケーションでなく、PDF内の検索や書き込みを行えないのはちょっと不満。i文庫HD+なんてのでPDFでの利便性があがればなあなんて都合の良いことを考えてる^^。
尚、アプリケーションやiPadのパフォーマンスについては今のところ不満はない。まあディスク容量を食いつくしそうだという危機感はある。ただそうなったら普段はいらない本をPCで管理して、必要そうな本だけをiPadに並べるという対応もとれる。
ファイル転送直後にiPadの動きがぎくしゃくして感じられることがあるけれど、これは(どういうわけだか)使っているうちに勝手に改善される。
おまけにこの手の不満はPDF化前の「本が見えなくなる」とか「生活する場所がなくなる」という不満に比べれば些細なこと。おまけに「書棚が数本減ったらどういう生活になるんだろう?」なんて「夢」まで与えてくれてる(笑)。
ちょっと悩んで買ったiPadと悩まず買ったScanSnap。そして個人的には「かなり」悩んだ断裁機。今の生活、大いに満足しておりますよ。
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売れ筋だけに注意すべきこと
ソフトが貧弱、ハードはすごく良いのに
個人的には満足です
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