読書
ぼくは『資本論』を、英語とドイツ語と日本語で読んだ。大学時代に属していた研究会が「それくらいは当然でしょ」モードだったからだ。 マルクス 資本論 1 (岩波文庫) 作者:エンゲルス,向坂 逸郎 岩波書店 Amazon
上野千鶴子の『近代家族の成立と終焉』を読んでいる。ちょっと前の時代の本なので、現代ではアップデートしなければいけないところもあるのだろう。 ただ、かなり刺激てきて面白い。たとえばこんなのはどうだろう? (家庭が)男にとっては避難所であっても…
放送大学の『総合人類学としてのヒト学』を読んだ。「kcal」と「cal」の混同とか、つまらなく、かつ細かいミスのある本ではあるんだけど、とても面白かった。 kcalなんだから違うよね?> 茶碗一杯分のご飯のカロリーは250キロカロリーである。このご飯は、2…
『老人と海』を初めて読んだのは小6の頃。母の蔵書から抜き出して読んだ。すごく好きになった作品で、小6時代の半分の期間くらいは、『老人と海』に思いを寄せることで過ごしていたような気すらする。 老人と海 (光文社古典新訳文庫) 作者:ヘミングウェイ 光…
ぼくの大学生活は、かなりの部分、大江健三郎とともにあった。もちろん、人的交流ではなく、作品との交流に過ぎないのだけれど。 高校時代のぼくは、大江健三郎といえば『ヒロシマ・ノート』や『沖縄ノート』だった。これが驚くほどつまらない。 ヒロシマ・…
引用だけの記事になるんだけどね。ChatGPTにヘッセとカフカについて尋ねてみた。中学生の頃、ヘッセに「ドハマリ」した自分を恥ずかしく思い出しながら尋ねてみたわけだ(笑)。ちなみにカフカに「ドハマッタ」のは高校時代だった。 変身 作者:フランツ カフ…
『空白を満たしなさい』を読んでいる。上巻を読み終わったところ。ドラマもだいたい見た。 上巻のうちから「あ、ドラマはここをまとめちゃったのか!」と驚くシーンがあるのはいつものこと。 空白を満たしなさい(上) (講談社文庫) 作者:平野啓一郎 講談社 …
読みはじめてしばらく放置していたのを、また読み始めた。 物価とは何か (講談社選書メチエ) 作者:渡辺努 講談社 Amazon
電子書籍版を購入して、ずっと読まずにいた『マイナス・ゼロ』を、ようやく読んでいる。恥ずかしながら、初・広瀬正。 マイナス・ゼロ(広瀬正小説全集1) (集英社文庫) 作者:広瀬正 集英社 Amazon
今でもあるのかな? JRのナイスミディパス。 辞書にも載る言葉なんだけど、最近、耳にしない気がするな(下は大辞泉)。 《和 nice+midi+pass》JRの割引乗車券の一種。30歳以上の女性が2名以上のグループで旅行するときに利用できるもの。
ちょっと古いんだけど、『経済学を学ぶ』という本を読んでいる。そこに、「リンネルの布地が貨幣として使用された」という記述があった。 それでリンネルなのか、と今さら(笑)> バイキングの横行するバルティック海岸地域ではリンネルの布地が、一八世紀…
実は今、Audibleを「3ヶ月間半額」で利用している。Kindle Unlimitedでもそうだったけど、退会者に「おかえりなさいキャンペーン」をやることが多いようだ(これは英字新聞なんかでもしょっちゅうやってる。おかげでぼくはすぐ再開してしまう^^)。 Audibl…
ぼくはとても幸せだ。人にも「おまえが幸せじゃないと言ったら殺してやる」と言われているくらい、幸せだ。 でも、そんな脳天気なぼくに、「幸せってなんだよ」と突っ込んでくるのが山本文緒。 紙婚式 (角川文庫) 作者:山本 文緒 KADOKAWA Amazon
『〈読む〉という冒険』を読んだ。 実は、読むまでにかなり躊躇いがあった。すなわち「冒険」の言葉があまりに陳腐であること。また「イギリス児童文学の森へ」という、いかにも「子供を愛する本が大好きです〜」的なタイトルでヒイてしまったんだ。 でも。…
『カール・シュミット』という本を読んだ。 独裁体制も国民の意思を反映するための一つの方法であり、しばしばその点で自由民主主義より優れている。独裁は民主主義と矛盾するものではなく、むしろ民主主義を前提としている。via 『カール・シュミット』(蔭…
ゾンビにはちょっと会ったことがないんだけどね。「屈めない」のが大きな弱点らしいよ。 モンパ民族の地域では、ゾンビの存在が古くから信じられ、住居の入り口は小さくして、ゾンビが入りにくくして ある。ゾンビは背筋をぴんと伸ばしていて体を曲げられな…
高1のとき、ホームステイでカリフォルニアにいった。ホストファミリーのおやじが結構アレで、「なぜ日本は米国と戦ったんだ!」なんてことを言ってた。当時英検2級のぼくだったけど、必死に意見を戦わせたな(笑)。 ところで。日本はなぜ「最後」まで戦った…
カミュの『ペスト』が売れてるらしいじゃんね。 最近は毎年5千部ほど増刷していたが、今年は国内に感染が広がった2月以降に計7回、15万4千部を増刷し、累計約104万部となった。 via 日経電子版小説「ペスト」100万部 コロナ禍受け人気に火:日本経済新聞http…
犯罪学をやっていたこともあり、『監獄の誕生』はもちろん読んだ。 ぼくの持っている『監獄の誕生』(1985年購入)は4300円。今は5830円するそうだ。 pic.twitter.com/8HfdGBrCGC— maeda hiroaki (@torisan3500) 2020年2月18日 学生時代、月の食費が3000円未…
『万年筆バイブル』を読んでいる。どこかの書評でみかけて気になっていた本。今日になって購入した。 万年筆バイブル (講談社選書メチエ) 作者: 伊東道風 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/04/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブロ…
Kindleはペーパーホワイトと、Fireタブレット、そしてAndroidスマートフォン版を使っている。 ペーパーホワイトやタブレットでは便利に使っているけれど、Android版ではずっと(端末を3台くらい乗り換えたけど)使えないのが「シェア」だ。 Android版Kindle…
Factfullness、いつか買うんだろうなあと思ってた。ちょっと面白そうじゃんね。 ただまあ。せこい話だけど、2000円近くする本(Kindle版も)なので、すごくつまらないと腹が立つ。 そんなわけで購入をちょっと待っていたんだけど、なんと806円で入手できた(…
『金田一家、日本語百年のひみつ』を読んだ。 金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書) 作者: 金田一秀穂 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2014/08/08 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る うっかりすると「かねだいっか」なんて読み…
もちろん、ぼくが「何も知らない奴」だという前提条件はある。これでもかと「知らないこと」を教えてくれたこの本は、本当に面白かった。 いつも目についたところを拾い読みしていたんだけど、ようやく通読してみた。 新しい高校生物の教科書―現代人のための…
先日、ゴマブックス版『星の王子さま』が99円のセールスだったので、つい購入した。 星の王子さま 作者: サン=テグジュペリ 出版社/メーカー: ゴマブックス株式会社 発売日: 2013/02/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 『星の王子さま』を読…
『ウニはすごい バッタもすごい』という本を読んでいる。 この本の中に次のような記述があった。 バフンウニは水槽の壁のところで休んでいることが多い。これをつかまえて水槽の中央に置いて放すと、壁に接していた部分を前にして歩く。接していた部分がどこ…
5月。数十年ぶりに『旅のラゴス』を読んだ。学生の頃に読んで以来、強い影響を受けてしまった本。それが客観的に「成功」だったか「失敗」だったかは微妙なところなれど^^。 旅のラゴス (新潮文庫) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1994/0…
最近、初めての「穂村弘」体験をした。 本当はちがうんだ日記 (集英社文庫) 作者: 穂村弘 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2008/09 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 49回 この商品を含むブログ (107件) を見る 確か、タイトルに惹かれて手にとったんだ…
久しぶりにSFなども読んだ月。「サイエンスZERO」で「宇宙エレベーター特集」なんかをやっていたせいもある。 楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF) 作者: アーサー・C.クラーク,Arthur C. Clarke,山高昭 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2006/01/01 メディア: 文庫…
久しぶりに犯罪白書を読んだ。84年から90年くらいは、そういうお勉強をしていたので毎年読んでいた。 犯罪白書〈平成25年版〉女子の犯罪・非行‐グローバル化と刑事政策 作者: 法務省法務総合研究所,法務総合研究所= 出版社/メーカー: 日経印刷 発売日: 2013/…