『シャーロットのおくりもの』を読んでいる。30年ぶりくらいだ。

- 作者: E.B.ホワイト,ガースウイリアムズ,E.B. White,Garth Williams,さくまゆみこ
- 出版社/メーカー: あすなろ書房
- 発売日: 2001/02/10
- メディア: 単行本
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映画にもなってるらしいな(知らなかった)。うちのどこかに単行本があるはずなんだけどみつからない。英語版電子書籍が300円くらいだったのでこちらを購入して読んでいる。
英語版のタイトルは『Charlotte’s Web』。こちらのほうが登場人物(?)を想像しやすくはあるな。
その英語版に「runt」なる語が出てきた。 ランダムハウス英和大辞典によれば次のような意味だ。
runt
n.
1 (同種類の他のものと比べて)小さな動物,発育不全の動物.
2 (特に豚・犬の)一腹(ひとはら)の子のうちで最も小さな[弱い]もの.
3
(1)*1 小人,ちび.
(2)*2 見下げ果てたやつ,「くず」(略)
[1501. おそらく<オランダ語 rund「雄牛,雌牛」;ドイツ語 Rind「牛」と同根]
こんな「特殊」な単語は日本語にはないよなあ。やはり欧米は家畜文化なのだなあなんてありきたりなことを考えていると、ある人からオブジェクションがあった。
曰く、日本語でいえば「みそっかす」という意味なのではないか、と。なるほど、それはありえる話かもと『日本国語大辞典』をみてみた。
みそっ‐かす 【味噌滓】
(「みそかす(味噌滓)」の変化した語)
(1)「みそかす(味噌滓)(1)」に同じ。
(2)物の数でない者。一人まえの仲間に入れてもらえない子供。
「一人まえの仲間に入れてもらえない」というのは、たしかに「runt」かもしれないなあ。ぼくは「みそっかす」の語を「物の数ではない」という意味でのみ認識していた。なるほど「runt」な意味があるのか。
英語のお勉強をしているつもりが、日本語の勉強になっちゃったな。ちなみにOALDの「runt」も引いておこう。
runt
1. the smallest, weakest animal of the young that are born from the same mother at the same time: the runt of the litter 2 (informal, disapproving) a rude way of referring to a small, weak or unimportant person
ところでぼくのもっているOALDは7版。もう9版になっているのだなあ…。