数十人の、わりと「お勉強」のできる中学生と話す機会があった。適当に相手を選びながら「終戦記念日はいつだっけ?」と問いかけてみた。
ぼくは驚いたんだけど、「終戦記念日」を知らない子の方が多かったよ。「8月6日?」とか答える子はマシな方。「どことどこの終戦ですか?」と問うてくる子も多かったな。「ロシアとアメリカですか?」と問い返してくる子とか。
ぼくは。終戦記念日あたりになると、終戦記念日特集ばかりするテレビがとっても嫌い。楽しみにしている正時のニュース(NHK)なんかも流れなくなったりする(国会中継のときもなくなる。国会中継なんていらないけどねえ)。
でもまあ。
終戦記念日とか、どの国の終戦なのかとかを知らない子ばかりであるのなら、終戦番組特集もやむを得ないのかもしれないね…。
ちなみに「終戦記念日」は、国語辞典にも載っているんだけどね。
しゅうせん‐きねんび 【終戦記念日】
戦争が終わったことを記念する日。特に、第二次世界大戦が終わった昭和二〇年(一九四五)八月一五日を記念して、毎年八月一五日をその日にあてる。《季・秋》
上は日本国語大辞典。
「終戦記念日特集うぜえよ」派のぼくだけど。「国際コミュニケーション」とか言って(無駄に)英語の歌をうたってみたり、あるいは「プログラミング教育」とかでなんかやってるフリする前に、もっと常識教育した方がいいんじゃないの、とは思うね(笑)。