気になったこと日記 on はてな

突然ですがこちらに移転しました。

『ペスト』、バカ売れ?

カミュの『ペスト』が売れてるらしいじゃんね。

ぼくも上の本、持っているけれど、持っている版が古いせいか、ちょっと翻訳が気に入らなかったりする。

細かい話だけど、主人公の住むアパートの管理人みたいな人を「門番」と訳している。ちなみに英語版では「concierge」(コンシェルジュ)だ。

鼠の死体が出てきたときも、「腹を空かせてるんだろう」みたいな部分で「飢饉だ」という、ちょっと意味のわからない訳がされている。

ちょっと日本語版は読むのに苦労すると思うよ(新しいものは訳が改定されているかもしれないけれど)。

なら、英語版が読みやすいかというと、それはそうでもない^^。

The Plague (English Edition)

The Plague (English Edition)

 

ぼくの持っているのは上の版。値段は驚愕の185円(笑)。

(ちなみにフランス語版は持っていない)

基本的にはやさしい英語で書かれているんだけど、疾病に関することだけに専門用語も出てくるし、ちょびちょび「おおっ、そんな意味があったのか!」なんてのも出てくる。

最初の方に出てくる表現でちょっと気に入ったのが「buttonhole」だ。

「buttonhole」って、「ボタンの穴」って意味だけど、動詞もあるんだよねえ。しかもしれが「なんでだよっ!」と言いたくなる意味^^。

ボタン穴をつかまえるようにして」とか、意味わかんない。この意味はCODとかLDOCEとかにも載っていないから、ちょっと大きめの辞書がいるのかもしれないね。

でもまあそれはそれで楽しめる。英語が(ちょっと)できる人なら、日本語版より読みやすいかもしれないよ。

ちなみに下のYouTubeは『ペスト』じゃないけど、カミュつながりで『異邦人』。下の方に載せたさだまさし。数年おきに「マイブーム」がやってくる曲だったりする^^。

P.S. 妹からの情報によると、明日はさだまさしの誕生日らしい(笑)。知らないっつーの^^。


【高画質】 久保田早紀 - 異邦人 (シルクロードのテーマ) 【夜のヒットスタジオ 生演奏】


異邦人/帰去来収録曲 # さだまさし(CD音源)

ペスト (新潮文庫)

ペスト (新潮文庫)

  • 作者:カミュ
  • 発売日: 1969/10/30
  • メディア: ペーパーバック