「言語道断」on ChatGPT
ChatGPTに「言語道断」という言葉についていろいろ教えてくれとリクエストしてみた。
ちなみに日本国語大辞典の定義は以下の通り。
ごんごどうだん 【言語道断】
〔名〕(形動)
ことばで表現する道が断たれるの意。
(1)(─する)仏語。表現する方法がなくなること。深遠な真理はことばで説明できないこと。言語断。
(2)あまり立派で、ことばではそれが言い表わせないほどであること。また、ことばで説明できないほど重大なさま。
(3)あまりひどくてことばも出ないほどであること。きわめて悪くて、何ともいいようがないこと。とんでもないさま。もってのほか。
(4)(感動詞的に用いて)並外れた物事に接して驚いた、という気持を表わす。形容詞・形容動詞が直後に続く場合が多い。とてつもなく。
ChatGPTには800字程度で教えてね、とお願いしたので長いんだけど、その中からちょっと気に入った部分。
この言葉を使う場合には、注意が必要です。あまりにも頻繁に使用すると、その意味が薄れてしまう可能性があります。また、あまりにも極端な表現を使うと、本当に言語で表現できないようなひどい状況に直面した場合に、言葉に力を持たせることができなくなってしまいます。
これ、「政治(家)批判」に聞こえませんか(笑)? 政治家の「流行語」化(?)している「最も強い言葉」云々。
「弾道ミサイル発射を最も強い言葉で非難」したり、「野蛮で不当な侵略戦争を最も強い言葉で非難」したり、あるいは「民主主義の根幹たる選挙が行われているなか命を奪った卑劣な蛮行がおこなわれた。断じて許せるものではなく、最も強い言葉で非難する」と宣言したりしている。
「最も強い言葉」というだけで、それがどんな言葉かを明示しない。つまりこれは「言語道断」と同じだよね。
ChatGPTが警告するように、「あまりにも頻繁に使用すると、その意味が薄れてしまう」ことになっている気がするよ。
まあ、現首相についていえば、「説明しないこと」と「丁寧な説明」をイコールで結んだりもしてる。言葉の意味を軽薄化する努力を着々と進めているからね。「言語道断」の多用も、現政権の進める「言葉軽薄化計画」の一端なのかもしれないね。