本当は早朝寄席とらくごカフェのハシゴ予定だったんだけど予定変更。らくごカフェと鈴本演芸場の夜席をハシゴしてきた。
夜席のトリは古今亭菊之丞。で、ぼくがノボリの写真を撮ろうと思うといつもノボリは裏を向いているんだよなあ…(笑)。
ここんていきくのじょー posted by (C)torisan
古今亭菊志ん@らくごカフェの演目は以下の通り。
いちばんの目的は「あたま山」。八代目林家正蔵のCDを持っているんだけど、生ではまだ聴いたことがない。
ラストに演じられた「あたま山」は「百年目」と「長屋の花見」をミックスした内容になってた。こういう「味付け」は往々にしてつまらなくなるんだけど、今日のミックスは面白かったな。八代目正蔵の方は主に「お囃子を聴いてくれ」って感じで語りは淡々とした感じ。その淡々とした馬鹿話も面白いけれど、今日の「お馬鹿な馬鹿話」もやはり面白い。
驚いたのは「百年目」。マイバイブルの古今亭志ん朝DVDに入ってるんだけど、あまり好きな話じゃない。盛り上がりがあまりないように感じるんだけど、なかなかの長編で聴くのにパワーがいるように思うんだよな。
今日の「百年目」は、志ん朝版よりもやや説明的になっていたと思う(志ん朝版もあまり聴いていないから嘘かもしれない)。ただ説明が冗長にならず、むしろ話が掴みやすくなっている感じがしたな。これが面白かったのは儲け物(^^)。
鈴本夜席の演目は以下の通り。
まずはともかく開口一番が「元犬」だったことにびっくり。元犬はYouTubeでしか見たことがないんだけど、もっと後にやられる演目だと思い込んでいた。
「手紙無筆」は本でしか読んだことのなかった話。落語にありがちな噺だけれど、その分いろんな演者で聴いてみたいと思っていたのでラッキー。
そして菊之丞の「らくだ」は本日2度目の大びっくり。初心者なぼくのイメージでは菊之丞の持ちネタに「らくだ」があるようには思ってなかった。わりとストレートな「らくだ」で、ぼくの大好きな「生き返らないように頭を潰しておいたか」というくすぐりも入ってなかった。意外に(?)らくだキャラに違和感は感じなかった。
他の演者がくすぐりを入れたり、ちょっと拘って長めに演じるところをすっと演じたのは菊之丞アレンジなのかな。またどこかで聴いてみたい。
尚、演じたのは屑屋が豹変するところまで。おひらきになって鈴本演芸場の外で立っていると終演直後に帰路を急ぐ菊之丞を発見。もしかしたら単純に急いでたのかもしれない(笑)。
ちなみに。
いつも寄席にいってはなんだかんだと文句言ってるみたいだから書かずにいようかなと思ったんだけどやっぱり書く。今日はマクドナルドのポテトの臭いで頭がいたくてしょうがなくなった。
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ときによると食欲をそそる臭いなのかもしれないけれど、やっぱりああいう場所で臭いのきついものは控えて欲しいと思うんだよな…