広辞苑第七版を読む(1)
『広辞苑』の第七版が出た。手元に初版、二版、四版、五版、六版とあるので少々悩んだものの、どうせいつかは買うのだろうとAmazonにオーダーして、発売日に届いた。
そして、どうせ買うのならと密かな目標も立てた。すなわち「通読してみようかな」という目標。
いつ完了するとも、そもそも完了するかもわからない目標だけど、とりあえずは「自序」と「第七版の序」を読んだ。次は「凡例」なんだけど、さっそく休憩^^。
休憩してなにしてるかといえば、予約特典の『広辞苑をつくるひと』(三浦しおん)を読んでる。
これ、あまり期待していなかったんだけど、かなり面白い。
たとえば新版にむけての動詞検討チームは次のようなことを言っている。
「炒める」と「焼く」の違いを検討するうちに、「炒める」場合、「ひとかたまりの食材ではなく、細かく切ってあることが多いな」とか、「焼く場合よりも、食材を動かすよね」といったことがわかってきました。 #広辞苑
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2018年1月13日
via 『広辞苑をつくるひと』(三浦しおん)
この小冊子の外観は文庫本。
『広辞苑をつくるひと』、カバーを外すと岩波文庫風だ。 #広辞苑 pic.twitter.com/0DCHDZuKov
— maeda hiroaki (@torisan3500) January 13, 2018
この本自体が面白いし、ここから広辞苑をあたる楽しみも増える。
さらんは広辞苑の「箱」についての記述もある。
[https://twitter.com/torisan3500/status/952135192738754560:embed#広辞苑の箱は、東京都板橋区にある「加藤製函所」が作っている。同社が『広辞苑』の函を作るようになったのは、『広辞苑第五版机上版』からで、今回の『広辞苑第七版』は、すべてのサイズの函を製作している。 #広辞苑 via 『広辞苑をつくるひと』(三浦しおん)]
辞書の箱は意識して捨てるようにしているんだけど、こんな話をされてしまっては、少なくともこの第七版の箱は捨て難い。
広辞苑第七版。とりあえず『広辞苑をつくるひと』のおまけだけで満足度が高い(^^)。
しかしな〜。「通読」が目標ではあるものの、電車に持ち込むにはちょっと(だいぶ)大きいのは困ったものだな〜。
一応、頑張ってみる予定ではある。