『地球の中身』の面白さ
まだ読んでる途中なんだけど。『地球の中身』が面白い。
たとえばこんな話がある。
多くの物質は、加圧していくと金属になります。水素も加圧していくと金属になることが理論的に予言されています。
— maeda, h (@torisan3500) 2022年4月18日
via 『地球の中身』(廣瀬敬)https://t.co/M2Vb1aLClt
「そりゃそうなんだろうな」と思う。だけど、水素が金属になることは「理論的に予言」されていることなんだな。実際にそういう実験がなされていないことに驚きつつ、そしてその困難さをいろいろと想像する。
また、こんな話もある。
金属からなるコアは地球に特有の存在ではなく、ある程度以上の大きさの岩石天体には必ず形成されます。
— maeda, h (@torisan3500) 2022年4月18日
via 『地球の中身』(廣瀬敬)https://t.co/sLa5I9Wfsv
これも「そりゃそうなんだろうな」な話ではある。でも専門家の発言を見ないことには「絶対そう」だと言い切る自信はないね。「やっぱそうなんだ〜」と思いつつ、「果たしてそれは圧力のせいなのか、それとももっと他の難しい理由なのか」なんてことを考える。
「何があるのか」よくわかんない。でもそれを実験で突き止めようとする。「何が起きているのか」にも謎ばかり。でもそれを理論的に追求していく。
読む人すべてが、読む人すべてのレベルに応じて、とてもたくさん楽しむことができる。
ぼくは、こういうブルーバックス、好きだなあ。