久しぶりに『ゲームの達人』を読んでいると(笑 ← と、笑ってしまうのがなんとなくわかる、って人はバブル世代^^)、「turbulent voyage in the dead of winter」なんて言葉が出てきた。気になったのは「dead of winter」。
「dead of」。他にはどのようなシーンに使えるんだっけ?
「dead of」の意味と用法。「the dead of summer」とは言わないんだろうなあ…
— maeda, h (@torisan3500) 2023年5月13日
(通例 the dead) 最も生気の乏しいころ,死んだようにひっそりした時,(暗さ・寒さなどの)最中
the dead of night
真夜中
the dead of winter
真冬
nightとかwinterという、どちらかというとネガティブ(?)の極を言うのに使うんだったっけな。ぼくはそんなイメージを持っていた。
ただ、気になったので「"the dead of summer" site:www.gutenberg.org」でGoogleってみたよ。すると2ページ分の検索結果が出てきた。ただ、「"the dead of winter" site:www.gutenberg.org」だと、いくらでもヒットするので、やはり、ぼくの感覚(ないし記憶)は正しいのかな。
そんなことを思いながら。ついでに(笑)「dead」いろいろを見てみた。
いわゆる「デッドロック deadlock」とは違うけれど、「dead rocks」という言葉もあるんだな。
— maeda, h (@torisan3500) 2023年5月13日
> dead rocks
放射能のない石.
(ランダムハウス英和大辞典)
「放射能のある石」を指す言葉があるのは普通だろうけど、放射能の「ない」石を指す言葉があるのはなんだか不思議(素敵)だ。
ぱらぱらとdead関連を見ていたので、ちょっと気になった用語や用例をぱらぱらと(出典はいずれもランダムハウス英和大辞典)。
Dead men tell no tales.
死人に口なし
Dead menと、複数形なんだな。なるほど。
a dead cigarette
火の消えた巻きタバコ
火がついているタバコは「killing cigarette」といったりしないんだろうか(^^)?
a dead tennis ball
弾まなくなったテニスボール.
弾まなくなったくらいでdeadと言われるのはちょっと可愛そうなきもするな。
dead to the world [or the wide]
(1)すっかり眠り込んで,全く意識がなくて.
(2)*1 泥酔して,酔いつぶれて.
(3)疲れきって,くたくたで.
to the worldとかが、なんだか「引きこもり」イメージで面白い。
déad・hèad
n.1 *2 (無料乗車券を持つ)無賃乗客,(コンサート・スポーツイベントなどの無料入場券を持つ)無料入場者.
2 *3 *4 回送車[列車](deadhead car);回送飛行機.
3 *5 ばか,能なし,のろま;*6 ヒッピー,自然派の人;バーで人におごらずたかる人.
4 〔冶金〕 余頭(よとう):鋳造物の先端に連続する部分で,冷却後に除去される.
5 *7 沈んだ[沈みかけた]流木.
6 *8 (桟橋の)繋船(けいせん)柱(bollard).
8 *11 *12 ロックグループ the Grateful Dead の熱狂的ファン.
9 *13 無料配布紙;面白くない[引きつけない,情報のない]見出し.
無料でやってくる客は「dead」なのかあ(^^)。ぼくは結構、deadなやつだな…
déad・hòuse
n. (警察署・病院の)死体仮置き場.
旧・虎の門病院は、受付直近の場所にある階段で2階に上がるとそこが霊安室だった。ちょっと怖かったな。新しい虎の門病院のどこに霊安室があるのかは、まだ未確認。
déad méat
1 *14 死体.
2 *15 とんま;救いようのない人.
3 *16 年寄りの売春婦.
「死体」も「ミート」なのかよと思ったけど、「年寄りの売春婦」も、なかなかな言葉だな。
déad métaphor
死んだ比喩(ひゆ):もともと比喩であったが,頻繁に用いられるため比喩とは意識されなくなった表現;例 the legs of a chair(椅子の脚).
「スカイツリー」もデッド・メタファー^^?
déad róom
無響室:音の反射を最小にした部屋.
部屋が死んでるわけじゃないと思うんだけどね。
とかなんとか。「dead」はいつまで見ていても飽きない単語のひとつかもしれないな。