気になったこと日記 on はてな

突然ですがこちらに移転しました。

基本が大事なんだよ、ボケ。

大学生になった瞬間(18歳のとき)。ぼくは「大学で学ぶ資格を得たぼくは何を勉強しても良いのだ!」と、むちゃ浮かれてた(笑)。

合格発表の日に、大学近所の古書店で法学、経済学、物理学、化学なんかの本を買いまくって帰った(笑)。

家に帰ったぼくは、もちろん呆然とした。書いてあることが何もわからないのだ(笑)。ぼくはそんなにバカなのかと大いに反省した。でも、一応、大学に入学を許可されたんだから、少しはお勉強もできるはずだと思い込み、買ってきた本に対峙した。

結局、、、わからなかったなあ(笑)。

大学に入学した当時(1984年)は、まだ構造主義だとかがはやっていて、社会学的研究も盛んな頃だった。だからぼくは当然にレヴィ・ストロースフロイトに挑戦して玉砕してたな(フーコーデリダアルチュセールやバルトにだって玉砕した^^)。

当時のぼくは「何でも勉強したい」という僭越な願いから、「領域横断的」な学問スタイルを(無謀にも)追いかけていたんだ。

大学4年になる頃に、まずは自分の専門をきちんと勉強しなければ「領域横断」なんてあり得ないことがわかった(笑)。わかってからの勉強は楽しかったなあ。「領域横断」的であろうとする焦りとか、あるいは奢りみたいなものが消えた。

そんな当時のことを思い出させてくれる本に出会った。見田宗介の『社会学入門』だ。

そうなんだよ。「越境する知」は「結果」なんだよなあ…。最近また「リベラル・アーツ」なる言葉が(ちょっと)流行って、それを低レベルに強調しようとする池上彰なんて存在もある(目立つ人らしいので例に挙げただけで、彼に何の興味はない)。

「プレゼンテーションが大事」なんてことで、法学的知識もなにもない中学生に「死刑廃止論」を語らせたりするのも「脱・知識重視」なんてことで推奨されたりする。

幸いに大学に入った人たち。落ち着いて勉強しよう(^^)。1週間も部屋にこもって本を読み続けることができるのは、大学時代くらいしかないよ(普通の人には)。「ガクチカ」なんてのはバイト、サークル体験になんて存在しないよ。しっかり学ぼう。

基本が大事なんだよ、ボケ」のタイトルは、もちろん自分に向けた言葉。大学に入って、最初から「自分の専門に邁進しよう」という気持ちを持つことができていれば、勉強はもっと楽しかったかもしれない。

最近、ぼくは放送大学に入学して「教育学」系を勉強している。そこで学生時代に必死に学んだことが活用できることを知り、大いに喜んでいたりする。必死に学んだ「専門」こそ、自分の応用力になっている。

みんな! カルイ「リベラル・アーツ」なんていう糞言葉は放り出して、しっかり自分の専門を勉強しようよ。そんなスタイルこそ、自分を成長させてくれるよ。

オチがなくてごめんなさい(^^)


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