コロナは、知事や政治家、あるいは医師会系の人々も、とにかく役立たずなことばかりしゃべることを明らかにしてくれた(そりゃ、前から知ってるけど、一層明らかにしてくれた、という意味)。
もしかすると、その理由はリンカーンにあるのかもしれない。
「人民の人民による人民のための政府が、地上から消滅しないよう決意を新たにしましょう」と訴えたこの演説はわずか二分。カメラマンが群衆の中で手間取っているうちに終わってしまい、演説するリンカーンの写真は残っていません。
— maeda, h (@torisan3500) 2023年9月26日
via 『大統領でたどるアメリカの歴史』https://t.co/DPA75mkrtp
リンカーンは歴史に残る、極めて重要な演説を行った。しかしその映像は残っていない。それを他山の石として「くだらないことでも長くしゃべるのが勝ち!」という価値基準が政治家(や、しゃべりたがり)の中に生まれたんじゃなかろうか。いや、きっとそうに違いない。
リンカーンが、もうちょっと自分の重要性を考えて、せめて写真を撮り終えるまで演台にたっていてくれたなら。そしたら有象無象の無意味スピーチを強いられることもなかったかもしれない。
恨むよ、リンカーン。