気になったこと日記 on はてな

突然ですがこちらに移転しました。

読書

『子供は理系にせよ』は売れている?

iza のブログに書いた『子供は理系にせよ』。これ、売れてるんですかね。火曜日に有楽町の三省堂に行ってみたんだけど「品切れです」と言われた。 店員に尋ねる前に結構探したんだよな(どこの新書だかチェックしてなかったし…)。 ま、いろんな本が見られて…

The Expanding Universe of English @ Book Off

朝から飯田橋で仕事。 帰りに飯田橋の BOOK OFF に寄って見た。BOOK OFF はあまり好きじゃないんだけど、1年ほど前、訪問見積もりで本を売った際、数万円の買取額に満足して、結構評価が上がってる(大笑)。 で、今日は東大英語部会の薦める The Expanding…

坂口安吾の何が「治っている」んだろうか。

もう消えそうだから書いておく。そのうち読もうと思っている『僕はもう治っている』。いつか読もうと思って気にしているうちに、もうこのブログのトップから消えてしまいそうになってしまった。 「僕はもう治っている」というタイトルがまず思わせぶりだ。そ…

ぼくたちの時代の岩波文庫。

ぼくたちの時代、岩波文庫と言えばこれでしたよねえ。岩波新書にしても、単なる厚紙みたいな装丁でした。 なんかこの時代の岩波文庫特定のファンもいるそうで^^。ま、確かに、今様のつやつやしたやつは「岩波文庫」っぽくない感じがしたものでした。

ビジネス語、とかなんとか。

つか、広告に出している「川崎課長様」は○か×か、ってのが最高に恥ずかしいじゃない(笑)。どこの三流出版社が季節を見て出しているのかと思えば日本経済新聞出版社。 一瞬、日経の購読をやめようかと悩みました^^。 「課長様」が「×」なのは「ビジネス語…

「岩波文化人」って、まだある言葉かな?

知識欲がもっとも旺盛な頃。ネットなどはまだなく、手ごろな知識吸収媒体は「岩波」だった。いつ頃からか「岩波文化人」と言えば「揶揄的」にしか使われなくなったけれど、まだ言葉自体は生きているのかな。 下は本日の日経朝刊の広告(クリックで拡大 but …

『高校への数学』がないな…

久しぶりに「高校への数学」とか「大学への数学」が読みたくなって、有楽町の三省堂+半蔵門の山下書店に行ってみたけどなかった。 で、Amazon で見てみたんだけど、なんか表紙がチャラくなってますね^^。昔はもっとシンプルで、なんか「学問やなあ」とい…

柴田翔の著作権感覚

柴田翔を知ったのは確か大学時代かな。確か三浦 雅士の評論を読んでのことだと思うなあ。あまりタイプではないからなのか、大学に入るまでは名前も知らなかった(柴田翔 on Wikipedia)。 されどわれらが日々ー (1964年) posted with amazlet at 13.12.03 柴…

筒井康隆『幸せの限界』

中国の大混雑海岸の写真を見て、それで当然のように『幸福の限界』を思い出した。 耐えなくちゃいかんと思ってしばらく耐えてたんだけど辛抱溜まらず。書棚から探し出して読了。ちなみに新潮社版筒井康隆全集 (14)『農協月へ行く/狂気の沙汰も金次第』所収…

いるかなあ>『肩書きの辞典』

6月22日、日経の夕刊一面下に出ていた書籍広告。題して『肩書きの辞典』。 「部長代理」「部長補佐」「部長待遇」「部長心得」で、誰が一番エライかとか、「バイスプレジデント」「マネージャー」「ディレクター」という肩書きの「秘密」なんかを解説してる…

誰かゲド・ゲットしましたか?

DSC_4486.JPG Originally uploaded by DORA-cats. これ、flickr の他人の写真なんですが。 いいな~、ゲドの無料文庫。別ブログの記事にも書いたんだけど、中沢新一の記事、読みたいんですけど^^。 出不精な自分を別に嫌っていないけど、こういうとき寂し…

読書記録ブログ

サルのようにブログを作り続けているんですが(公開中ブログ一覧)、「一行からの読書記録」というブログも加えました^^。 「ノートを書くぞ」と構えることなく読書記録を残しておきたいという発想から。 そういえば昔は写真のような形式で「読書ノート」…

ハードボイルドを読んでみた

『償いの椅子』(沢木冬吾)という作品を読んでみた。沢木冬吾という人は本作が初めて。率直な感想を言えば、「こういう作品を読みたがる人もいるのだなあ」という感じ。 まあそもそも「ハードボイルド」というジャンルにあまり興味がないのもある(Wikipedi…

イモリとヤモリとあるいはトカゲ

『城の崎にて』を最初に読んだのは、もはや同一線上にあるとは思えない遠い昔。小学生の頃。以来何かを投げると「自分は偶然に死ななかった。イモリ(原文は漢字)は偶然に死んだ」という言葉が頭を離れなかった。「フェータルなものか、どうか?」とか。 昨…

山本晋也、とは似てないか…

Orson Scott Card Originally uploaded by Travelin' Librarian. GWという心の油断(?)もあって、『エンダーのゲーム』シリーズを読み返しています。順々に買っていったから気付かなかったけど、やけに長いシリーズものですね^^。 で、『エンダーのゲ…

ヴェニスの商人をいつ読みましたか?

今日の「岩波の名言」は『ヴェニスの商人』より。 この『ヴェニスの商人』、たいていどのくらいの時期に読むものなんだろう。私の場合は親に泣いてせがんだ世界少年少女名作全集(全50冊くらい)で、小学校4年生の頃だった。 # 今思えば結構抄訳なんかもあ…

夜中に犬に起こった奇妙な事件

読み始めは、よくある「自閉症モノ」なのかと危惧した。自閉症やその他の障害について、数冊の良書と数多の愚作が登場しているわけだからしょうがない。 また、主人公がネズミを飼っているのもいけない。知的障害者とネズミと言えば誰もが思い出す「あの作品…

新潮文庫の百冊に見る、衰えの予感^^?

友人が、新潮文庫の100冊のページを送ってきた。 こういう情報を見ると、いろいろいじってみたくなるのがブロガー感覚(?)。取り敢ず「どのくらい読んでいないんだろう」と確認してみた。 【 年毎・新潮文庫100冊未読数 】 1976年 19タイトル 1977年 19…

アフィリエイトやってくれないかな^^>YOMUPARA

またネタもとが同じだけど、日経新聞の「プラス1」。「デジタルなしおり」ってのが紹介されていました。 正式名称は mark-my-time ってのかな? 商品ページの文章を引用すると mark-my-timeのモードは3通り。「カウントダウン」モードでは、最初に指定した…

日経新聞 やさしい経済学「マルサス『人口論』」

日経新聞の「やさしい経済学 ~ 名著と現代」を含む「経済教室」面は、もうかれこれ20年ほどお気に入りです。 とくに「やさしい経済学」は、昔、趣味程度で勉強した経済学の話をいろいろ懐かしく、かつ現代的刺激を持って思い出させてくれます。周期的に新し…

山下洋輔の誕生日。

今日はピアニスト・山下洋輔の誕生日。 世界に通用するジャズプレイヤーの側面はともかく、彼はその著作も面白いですよね。単純に笑えるし、それでいてジャズの勉強(?)にもなる。まだ手に取ったことのない方はぜひ。 尚、私は恩師の死去のタイミングで知…

数学する遺伝子

理系だ文系だと言っても、行き着くところは論理であり同根であるというような記事を以前書きました。 本日の日経にあった書評も同じことを扱っています。タイトルは「数学の能力は言語能力と同じ」。 扱っている本は『数学する遺伝子』で、数学の啓蒙的著作…

携帯端末による電子本リーディング

最近 WordsGear というものが出てきて、「WordGear で始まる最強☆読書術」というキャンペーンをやっているみたい。 最初に電車の中で広告を見たとき「おお、ザウルスだ!」と思ったんですよね。 左の写真は Zaurus SL-C860 で青空文庫を読んでいるところ。Wo…

井伏鱒二の『山椒魚』

今日は井伏鱒二の誕生日だそうです。 以前、職場で『山椒魚』の出だし部分、「山椒魚は悲しんだ」だったか、「山椒魚は悲しかった」だったかが気になってしょうがなくなり、徐ろに書店に行って買い求めたことがあります。 ところで『山椒魚』。オリジナルの…

高須相子の性格 from 華麗なる一族

ドラマ放映中の「華麗なる一族」。 舞台設定の割に出てくるアイテムがショボイとか、いろいろあるみたいですが^^。 なんか「わかりやすい」人間関係を描こうとするドラマ版。高須相子(鈴木京香)の性格設定が、原作より好戦的じゃないですか^^? まあ、…

国産車の愛し方

ちょっとこの本、気になりませんか。 スバル360がプリティで気になるのはよく言われること。NHK のプロジェクトXにも出てきましたよね。 あるいはテレビでドアが観音開きになる初代トヨペット・クラウンを見たりすると「うぉ~、あれいいじゃん!」とか思っ…

大手書店の歩む道は。

その昔。まだインターネットなどが普及する前の話。 中部地方のとある大手書店に就職についての資料請求を行ったことがある。「書店というのも面白そうじゃないか」とふと思い立ったため。 するとその書店からは往復の交通費及び滞在費を含むオファーと、そ…

告白しますが、シドニィ・シェルダン

告白します。シドニィ・シェルダン、何冊か読んだことがあります(><)。 さすがに恥ずかしくてペーパーバック版で読んでたんだけど、ペーパーバック版でも十分恥ずかしいっつーの(笑)。電車で同じ本を読んでる人にあって、お互い照れ笑いしちゃったこと…

大江健三郎の誕生日

今日は大江健三郎の誕生日だそうで。 思うんだけど、レインツリーの頃以降の大江健三郎を好きな人っているのかな。 『死者の奢り・飼育』、『芽むしり仔撃ち』、『性的人間』、『万延元年のフットボール』、『ピンチランナー調書』、等。「怖いくらい」の名…

いや、GEB は面白かった。

さっきの記事の追記みたいな感じなんだけど。 数学を扱った面白い本ってのに(ちょっとテイストは違うんだけど)GEB(『ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環』)を外してはいけませんよね…。 こちらの本に関しては「数学部分に感動した」ってわ…